ある日、突然選ばずしてシングルマザーになってしまった…。
シングルマザーの中には、これまで「役に立つ資格」も持たず「特別な社会経験もなく」過ごしてきた女性が多いのではないでしょうか。
そんなあなたは「これまでのようにパートやアルバイトの収入だけで生計をたてるなんて絶対無理!どうしよう…」と絶望しているかもしれませんね。
正社員として少しでも安定した仕事に就くために、まずは「就職に有利な資格」や「稼げる資格」を取得しようと考える人も多いと思います。
資格を取れば「就職」や「正社員としての雇用」に有利になることは間違いありません。できることならしっかり時間をかけて勉強して「一生使える資格」を取りたいですよね。

ただ、このページにたどり着いたあなたは「勉強なんてしている時間も、お金も、心の余裕もない!」と思っているのではないでしょうか?
そんなあなたに「シングルマザーが資格なしでも未経験でも働ける、一生稼げる”WEB”業界の仕事」について解説します。
わたしは元々シングルマザーではないうちにWEB業界に入りましたが、就職・独立・転職・独立…と13年間、そしてシンママになった今もこの業界を渡り歩いています。
求人数が多いWEB業界
ここ20〜30年で飛躍的に伸びた業界ってどの業界でしょうか?
介護職や保育など規模が伸びている業界はいくつかありますが、中でも群を抜いて飛躍的に伸びている業界といえば「WEB業界」ですよね。
WEB業界は今後もますます元気になる
世界市場からみても、企業のインターネット広告の予算はすでにテレビやラジオの広告予算を抜いています。
スマートフォンやインターネットの普及率からみても「WEB業界」は今後もまだまだ伸びる業界だと言えるんです。
お金が集まる場所 = 仕事がある場所、です。
仕事があるということは「求人数が多い業界」だということなんですね。
介護士や保育士も「人材不足」と言われるような「求人が多い業界」になりますが、WEB業界も同じく「求人がとても多い業界」です。
資格なし・未経験でも働ける
WEB業界の魅力はなんといっても「資格なしでも、未経験者でも働くことができる」こと。
勿論就職では経験者のほうが有利なのは間違いないですが、それでも特別な資格は必要なく未経験者でも働くことができる会社は多いんです。
IT・WEB系の求人サイトをチェックしてみてください。未経験OKの会社って多いですよ。
キャリアアップ・職業の方向転換が容易
WEB系の業界をおすすめする理由のひとつとしてあげられるのが「キャリアアップ」と「職業の方向転換」が容易なことがあげられます。
- WEBディレクター
- WEBライター
- WEBデザイナー
- WEBマスター
- WEBアナリスト
- WEBマーケッター
- WEBコンサルタント
- マークアップエンジニア
- プログラマー
- システムエンジニア
- ネットショップ運営
広い範囲でみると、カメラマンなどもWEB媒体(ネットショップの商品撮影など)に特化していればWEB系の職業に就いていると言えます。
他の業界だと「お給料をあげたい!」と考えたとき、
- そもそもキャリアアップが難しい(一般事務など)
- キャリアアップのために更に上位資格を取る必要がある(介護職など)
WEB業界だと職種が多様なので、少しの知識があるだけで職業を変えてキャリアアップできるんです。求人自体も多いので「お給料をあげたい時は転職しましょう」とも言われているほどです。

13年間WEB業界で稼ぎ続けるシンママ「Y」の例
わたしは13年ほど前に、ワードもエクセルも分からない状態から「WEBデザイン」を半年ほど学び、未経験で採用してもらったEC運営会社で「ネットショップの問い合わせ対応スタッフ」としてキャリアをスタートさせました。
ちなみにキャリアをスタートしたのは25歳のとき。それまでフリーターでした(笑)
それからかれこれ13年。
上のような流れで、未だにWEB業界にいます。
資格も学歴もないわたしが、未経験の状態から13年間今まで生き残れる業界はこのWEB業界以外にないと思っています。
わたしのキャリアの流れをみていただければわかりやすいですが、WEB業界は資格がいらないので違う職業に方向転換しやすいんです。
わたしは最初「WEBデザイナー」に憧れたんですが、向いていないと考え、途中で方向転換。
- WEBデザイナーは「ウェブサイトを作る仕事」
- ECサイト運営スタッフは「ネットショップを運営する仕事」
”WEBマーケティングの知識”や”サイト運営のノウハウ”って普通に仕事していたら身につくんですね。
働きながら色々な知識を蓄えられたからこそ、転職や独立にもそれほど苦労した経験もないし、キャリアアップもできていたというわけなんです。


基本的にデスクワーク
WEB業界の仕事は基本的に「デスクワーク」です。
シンママは育児に家事に仕事に…ひとりで何でもこなさなくてはならないので「肉体的に疲れる仕事」ってキツイですよね。
勿論「デスクワークだから疲れない」ということはなくて、すごく疲れます(笑)
ただ「長く働けるかどうか?」と考えたときに、肉体労働や立ち仕事・外回りが多い仕事などは将来的にちょっと不安ですよね。
在宅で仕事できる
WEB業界13年目のわたしですが、現在は在宅で仕事をしています。
「13年のキャリアがあるからできるんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、そうではないんです。
わたしの13年のキャリアのうち会社に勤務していたのはわずか「5年」のみ。
というキャリアです。
つまり、この業界に入ってわずか2年間の経験のみ(しかも1年で転職してます)でフリーランスとして在宅勤務を始めていたんです。在宅で仕事している経験は通算8年以上です。
またフリーランスをした後も、正社員として就活に消耗することなく、就職できています。フリーランスから再就職した当時の年齢は、なんと35歳でした。

在宅ワークの求人や案件が数多くある
これまでは在宅で仕事をするって難しいことでしたよね。
例えばデザイナー。
在宅での仕事を受注するためには「10年近く経験を積んで、営業して、いろんな場所に顔だしてコネを作って…」というプロセスを踏むのが一般的でした。
デザインの高いスキルと長いキャリアはもちろん必要、その上で「営業」のスキルも必要だったんですよね。
これって、平凡な人にはなかなか出来ない難しいことでした。
今はクラウドソーシングがあるおかげで誰でもインターネットで簡単に仕事を受注できます。
また働き方改革によって「リモートワーク(在宅)求人」を受け付けているIT企業も増えていますので、将来的に在宅で仕事がしたいと考えている人には、WEB業界はとても相性がいいんです。
独立・起業しやすい
WEB業界の仕事に基本的に必要なのは
- インターネット
- パソコン
つまり独立したり、起業をするのに多額の資金が要らないんです。
例えば飲食店。わずか20坪の飲食店を開業するだけでも、最低「1,000万円」の資金が必要だと言われていますよね。
と考えると、WEB業界は「低いリスクで起業や独立ができる業界」だということです。

スポンサーリンク
WEB業界への就職するデメリット
これまでメリットばかりを書きました。ここまで読んで、WEB業界に就職してみたいという気持ちになった人もいるかもしれません。
ただ、どの業界でも言えることですが「WEB業界への就職」にもやはりデメリットはあります。
残業が多い
正社員としてWEB業界に就職する前に注意しておきたいのは、「ホームページ制作会社に就職したら残業がある」ということです。
特に「WEBデザイナーになりたい!」という人は、残業はある程度覚悟しなければならないと思います。
というのも、ホームページ制作会社は常に「納期」に追われているんです。
どの業界でもそうですが「納期を守れませんでした」は許されませんよね。
”子供をみてくれる人がいない”環境のシングルマザーには「WEB制作会社」への就職は厳しいかもしれません。
ただ、制作系でなく「ECサイト運営会社」など「自社でウェブサイトを運営している会社」だと、そもそも「”クライアント”との”納期”がない仕事」になりますので残業が少ない傾向にあります。
シンママには「制作会社」への就職より「ECサイトを運営している会社」や「自社サイト(不動産屋さん・旅行代理店など)のWEBマスター」への就職がおすすめです。
変化が激しいので向上心が必要
わたしがキャリアをスタートさせた13年前の技術や知識は、今すでに全く通用しません。
そもそもあの頃はスマホさえもなかったです…(笑)
WEB業界は変化がとても早く、さらに複雑で、最新の技術がコロコロ変わります。
基本的には勤務していると自然と学べるのですが、WEBやITに興味がなく、その筋の勉強が苦痛だという人には向かないです。
ある程度WEB業界が好きで興味があり、新しい技術を学ぶこと・知ることを苦痛に感じないという人向けです。

最後に
いかがでしたでしょうか?
「資格を取る時間も気力もない…それでいて、長く続けられる仕事。
そして正社員になりやすい仕事を見つけなきゃ!」
というあなた、WEB業界に興味はでてきましたか?
IT関連の仕事は資格も経験も学歴も必要なく始められるし、在宅や独立も可能なのでシングルマザーにとてもおすすめの仕事です。
わたし自身がこの業界を選んでから人生が楽になったし(25歳まで学歴も職歴もない、貧乏なフリーターでした)シンママになった今でも仕事を続けられていて、仕事に自信も持てています。
以上。どの業界に就職すればいい?と悩んでいるシンママの”気づき”になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
