デビューから25周年の節目の年に引退を発表した歌手の安室奈美恵さん。
安室奈美恵さんといえば、1997年(当時20才)にTRFのSamさんと「出来ちゃった結婚」をして話題になりましたよね。
一世を風靡してから25年もの間、第一線で活躍する歌手として絶大な人気を維持し続け、引退して40歳を迎えた今でもなお多くの支持者を持つカリスマ的存在の彼女。
そんな輝かしい安室奈美恵さんですが、2002年にSamさんとの離婚が成立し、2005年に息子さんの親権を勝ち取ってからは「シングルマザーとして、仕事と”男の子”の子育て」の両立に励んでいたようです。
母子家庭で育った男の子は、中学生〜高校生の思春期にかけて「反抗期に非行に走ってしまう」ことが多々ありますが、
- 息子さんにガールフレンドを紹介されたり
- 都内でも親子でショッピングをする姿が目撃されたり
「息子の反抗期の態度の酷さに参ってる・・・」
「息子の暴言が胸に刺さって痛い・・・」
家のことも全く手伝わずわがまま放題、勉強せずに遊び呆けてばかり、お金をせびる、さらには親に向かって暴言・暴力まで・・・。
「”父親に捨てられた”ってひねくれた子に育ったのかな・・・」
「父親がいれば厳しく育てられたのかも・・・」
「母子家庭だから?息子はいやな思いしてるのかな・・・」
シングルマザーである自分や、母子家庭である環境を責めてしまうママもいるのではないでしょうか。
どうやって男の子を育てていけばいいかわからない・・・
そんなあなたには安室奈美恵さんの子育て方法が参考になるかもしれません。
超多忙なスケジュールの中で、安室奈美恵さんはこれまで一体どのようにして「シングルマザーとして、男の子の子育て」をし「息子さんと良好な関係を築いて」きたのでしょうか?
この記事では安室奈美恵さんの「母子家庭での男の子の育て方の秘訣」について紹介していきます。
安室奈美恵さんのシングルマザーとしての決意
安室奈美恵さんが母親を亡くした事件はご存知ですよね。
イギリスの雑誌「THE TIMES」のオンラインで安室奈美恵さんはシングルマザーとして仕事に復帰した頃のことを語っています。
Her divorce from Sam four years later has left Amuro again testing the limits of the Japanese system, this time as a single parent.
Particularly outrageous, she says, was the criticism by Japanese papers that equated her comeback with the abandonment of her child.
“During my grief, I realised there was nothing I could do for my mother, but I did have a child.I began to think more like a mother myself, and to become positive in my work again,” she says.
“I wish I could balance life as an artist and a mother, but sometimes when I am doing live concerts, I have to ask people to help me in my other role.
*Comeback queen of J pop / THE TIMESより
拙いですが翻訳すると…
特に恐ろしかったのは、仕事の復帰は子供の育児放棄だと批判した日本のマスメディアでした、と彼女は言います。
「深く傷つき悲しい時間を過ごす中で、自分の母親のためにできることはもう何もないけど、私には子供がいる、ということに気づいたんです。私は子供のためにもっと母親らしくなり、仕事に対してもポジティブに考えるようになりました。」と安室奈美恵は語ります。
「私はアーティストとして母親として生活を両立させたいと思っていますが、コンサートでは私を励ましてくれるよう、時々ファンの方にお願いすることもあるんです。」
離婚騒動と母親の事件で心が傷ついていた当時の安室奈美恵さんは、やはりかなり落ち込んでいたようです。
さらに追い打ちをかけるように、日本のマスコミによる批判も・・・。
ですが「亡くなった母にはもう何も出来ないけど、私には息子がいる」と、仕事とシングルマザーとしての「男の子の育児」に前向きになれたようです。
「息子のためにもっと母親らしく。ポジティブに立ち向かう」
こういった覚悟を持ったからこそ、歌手としての仕事や子育てに前向きな気持ちで挑み、芸能界で必死に働いている姿を息子さんにしっかり見せていたんでしょうね。
そんな安室奈美恵さんの芯の強さと息子さんへの愛が、母親の死に関するゴシップやシングルマザーへの偏見を乗り越え、彼女らしい新スタイルを確立し再ブレイクを果たすきっかけとなったのでしょう。
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安室奈美恵さん独自の子育てルール
たくましく強いシングルマザーの安室奈美恵さん。
子育てに関する独自のルールも決めていたんだそうです。
- 18時以降は仕事を入れない
- 毎朝お弁当をつくる
- 仕事で長期家をあけた時は、旅行に行くなど二人の時間をつくる
- 送り迎えは自分でする
- 土日に仕事を入れない
- 無駄な物や事、過剰にお金を使わない
子供の頃にお母さんが作ってくれたお弁当や、親と過ごした旅行の思い出って、大人になってからもずーっと記憶に残っているものですよね。
お金に変えられない小さな愛情を息子さんにたっぷり注いで子育てされてきたなんて、とても素敵ですよね。
安室奈美恵さんなら家事代行やシッターさんを頼む経済力は十分にあるはずなのですが「できる限りの母親らしいことは自分でする」決めていたんでしょう。
また金銭面でも、息子さんの金銭感覚が狂わないように厳しくしつけをされていたようです。
安室奈美恵さん流・男の子の育て方
この4つことを安室奈美恵さんはいつも息子さんへ教えていたそうです。
- 自分の道は自分で切り開きなさい
- 何でもチャレンジしてみなさい
- 自分の行動に責任を持ちなさい
- 法を犯すようなことはしないで
安室ちゃんはことあるごとにAくんに「高校を卒業するまでは、あなたの母親をやる。でも卒業したら、自分の道は自分で切り開きなさい」と伝えてきたそうです。
加えて「何でも自由にチャレンジしてみなさい。自分の行動には責任を持って。法を犯すことだけはしないで」と戒めの言葉も添えています(芸能関係者)
*Business Journalより
安室奈美恵さんくらい影響力と経済力のある親がいると、二世タレントになったり、親の脛をかじって生きていくこともできるかもしれません。
ですが、安室さんは息子さんには「そんな頼りない男」に育ってほしくなくて、息子さん自身がやりたいことに責任を持って挑戦させたのでしょう。
安室奈美恵さんの息子さんはインターナショナルスクールを卒業し、アメリカ留学を経て、現在医学部へ通っているそうです。
そして冒頭でも触れたように、息子さんは安室さんに彼女を紹介したり、おそろいのTシャツを着ていたり、ふたり揃ってショッピングに出かけたり・・・とてもいい親子関係を築けているようです。
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さいごに
安室奈美恵さんの子育て方法、いかがでしたか?
どんなに多忙でも、家族のために時間をつくり、母親としてしっかり息子さんに愛情を注いできた安室奈美恵さん。そして愛情を注がれ続けてきた息子さん。
お金があっても手作りのお弁当をもたせることにこだわったり、人にお迎えを頼まず必ず自分で息子を迎えに行く。
特別なことは何もしていないようにみえますが、息子さんは多忙な彼女が一生懸命時間をコントロールしながら、自分に愛情を注いでくれているときちんと感じ取っていたのでしょう。
安室奈美恵さんのひたむきな息子さんへの愛が、ふたりの良好な関係を築いたようですね。
こんな素敵なおふたりの親子関係。
見習いながらこれからもずっと応援し続けたいですね。