皆さん、こんにちは。
フィリピンに海外移住中のシングルマザー”Sherly”です。
私は現在3歳になる子供とフィリピンのセブ島へ移住し、仕事をしながら海外生活をしています。
「なぜシングルマザーで海外に?」
「海外移住って日本で暮らすより大変じゃない?」
「子連れで海外で治安は不安じゃないの?」
こんなふうに思う方もおられると思います。
でも、実は最近、お子さん連れで海外移住される日本人女性って増えているんです。
2016年時点で在留届を出している日本人だけでも約3,000人おり、現在はもっと多いでしょう。
中でも日本人のシングルマザーの方でフィリピンへの移住を検討されている人は増えてきていて、私自身もそんな母子家庭のお母さんとお会いしたり、セブ島移住について相談される機会がたくさんあります。
今回は「シングルマザーで海外移住を検討している」方へ、シングルマザーの私が海外移住を決めたきっかけ〜移住手続き〜現地での生活などを紹介したいと思います。
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海外移住のきっかけはセブ島への親子留学
移住のきっかけは「親子留学」
子供が1歳半の頃、フィリピンのセブ島に初めて親子留学をしたことがきっかけです。


子供の教育を考えた時に、
「これからの時代、英語が話せるだけでも選択肢は広がるのではないか」
そう考えていた私は、日本で子供が生後6ヵ月の頃から英語教室に通わせていました。
しかし週1度の授業で月謝が約7千円もかかります。
月謝が高額な割に、英語を学べる時間が少なく、英語を習得するまでに時間がかかりそうだな…と薄々感じていました。
子供の幼稚園はインターナショナルスクールに通わせるのが夢でしたが、どんなに安いところでも月に10万円は必要です。
更にアフタースクールまで通わせるとなると、もっともっとお金がかかります。
シングルマザーである私1人の収入では、到底通わせることができません。
子供に「英語を学んでほしい」と考えたのはもちろんのこと、「日本での当たり前が当たり前でない」と気付ける子になって欲しい、そう考えたとき、
- 日本から近い
- 物価が安い
- 公用語が英語
国別英語話者数ランキングで第4位にランクインする国「フィリピン」へ、親子留学してみるのは良いチャレンジになるのではないかと思ったんです。
これまで私は、海外旅行に行ったり、学生時代に留学したりといった経験はありましたが、実のところあまり楽しむことができず「私は海外には向いていない」と思っていました。
ですが、お試し感覚で親子留学でフィリピンへ来てから、そんな気持ちがガラッと変わったのです。
日本ではワンオペレーション育児で、誰とも話すことがなく、ストレスで子供に当たってしまうことがありました。
また、日本独特の「子供連れに対する冷たさ」があまり好きではありませんでした。
そんな日本とフィリピンでの子育て環境は全く逆。
フィリピン人は子供が大好きなので、自分の子だろうが、他人の子だろうが誰にでもフレンドリーに構ってくれます。
子供がたくさんいるのが当たり前の国なので、多少泣こうが喚こうが、誰にも白い目で見られることもありません。
親子留学に来て、フィリピンの子供に対する懐の深さや居心地の良さを知り、さらに子どもはもちろん私自身の英語力も伸ばすことができる環境が、フィリピンへ海外移住する決定的な決め手となりました。
フィリピンに移住したいと考えるママが年々増えているのは、こういった理由ではないでしょうか。
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母子だけの海外生活、治安は大丈夫?
治安に関して、よく「子どもを連れてフィリピンに移住して…危なくないの?」と質問を受けます。
ですが私自身、これまでセブ島で一度も危険な目に遭ったことはありません。
もちろん子連れでの海外生活ですので、
- 子どもから目を離さない
- 夜道を歩かない
- 危険だと言われるエリアには近づかない
など、最低限の注意はしています。
日本にいるから絶対安全ということもなく、どこに住んでいても「最低限やってはいけないこと」を守っていれば、危険な目に合うリスクはグンと低くなると思います。
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フィリピンに移住するためにやったこと
セブ島で仕事探し
さて「シングルマザーが海外移住する」となると、まずは収入源の確保が一番重要です。
セブ島移住を決めた私がまずとった行動は、やはり「仕事探し」でした。
フィリピンでみつかる仕事といえば、コールセンターか日系の語学学校のスタッフがほとんどです。
私もいくつか応募しました。
お給料は現地採用の場合、日本円で10万円前後です。
求められる英語力は、募集されている職種や業務内容にもよりますが、コールセンターや語学学校で働くのであれば「簡単な日常英会話」ができればOKとしている企業が多いです。
主にコミュニケーションを取る相手が日本人になりますので、TOEICハイスコアなどの高い英語力は求められないことが多いでしょう。(もちろん英語力が高いと仕事の幅も広がりますし、お給料も多くいただけます)
とはいえ「全く英語が話せない」となるとなかなか仕事は見つかりません。
英語力に不安がある方は、是非とも日本にいる間に安いオンライン英会話などで英語の勉強をしておきましょう。
私はセブ島親子留学をすでに経験していたので、日常会話レベルの英語力に関しては問題はなかったのですが…
就職の条件として会社が準備している寮に住まなくてはいけなかったり、子供がいることを伝えると、
「熱が出たらどうするの?」
「子供の面倒は誰がみるの?」
日本でもよく耳にする、シングルマザーを悩ませる言葉…。
「フィリピンという国は子供には優しいけど、フィリピンでの仕事探しは子連れのママには厳しい…」
こう感じたのが本音です。
ですが最終的には紆余曲折を経て…知り合いのつてで、日本人経営の語学学校での仕事を無事に見つけることができました。


セブ島の託児所
フィリピンの中級家庭〜では、お手伝いさん(ヤヤと呼ばれます)を雇うことが一般的です。
日本人でもヤヤを雇っているご家庭はありますよね。
ですが、やはり「全くの他人に子供と家を預けるのは不安」と感じられる方が大半なのではないしょうか。
私の子供はまだ3歳。
何かあっても自分で言える歳ではありませんので、、ヤヤを雇うという選択肢はありませんでした。
- お米を盗まれる
- ある日家に帰ると、自宅のものが全てなくなっている
- 一日中、携帯で子供に動画を見せて面倒を見ない
- 家主がいない間にパートナーを連れ込む
などなど。
実際に、私の知人のヤヤを雇っている日本人は色々な問題を抱えています。
そこで私が選んだのは、セブ島市内にある日本人オーナーの託児所です。
教育免許を持った日本人が常駐しており、先生はフィリピン人なので、子供は安全な場所で英語環境に身を置くことができます。
さらに1日1コマ、音楽や日本語・算数・スポーツなどの授業もあります。
フィリピンの幼稚園は午前中で終わってしまうことが多く、アフタースクールを追加しても仕事の途中で迎えにいく形になってしまうのですが、ここでは子供を最長11時間預かってくれます。
料金は日本の幼稚園とさほど変わらず、日本のインターナショナルスクールの半額以下で英語環境に身を置くことができます。
セブ島で部屋探し
そして、次は住居。
お部屋は、知り合いの日本人に紹介してもらったプール付きのコンドミニアム(マンション)を借りました。
家賃・共益費・Wi-Fi込みで、日本円で約33,000円。
1ルームですが、2人では充分な広さです。
最初から家具が備え付けられているため、初期費用はデポジット(敷金)だけ。
フィリピンではデポジットとして家賃の2ヵ月分を契約時に支払うことが多いのですが、半年住むという約束で、1ヵ月分のデポジットで交渉成立したので安く抑えることができました。
契約にあたっては特に必要な書類はなく、パスポートの提示と契約時に必要な書類のサインのみという簡単なものでした。
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日本での手続き・移住準備
仕事・幼稚園・住む部屋を決めてから、セブ島移住にかかった期間は2ヵ月。
日本で私が行った主な手続きや準備は下記の通りです。
- フィリピンでの就労ビザ取得に必要な書類集め
- 海外転出届の提出(住民票を抜く)
- 保険の見直し
- 断捨離と荷造り
就労ビザ
フィリピンで外国人が働くには、就労ビザ(9G)の取得が必要です。
膨大な量の書類や複雑な手続きが必要になりますが、9Gビザ取得の手続きはフィリピンで雇用される会社側で行ってくれることがほとんどだと思います。
私が用意した書類は「戸籍謄本」と「出生証明書」のみでした。
海外転出届の提出
1年以上、海外に滞在する場合は、海外転出届けを提出する必要があります。
海外転出予定日の14日前から申請が可能です。
住民票を抜くメリットとしては、
- 国民年金の支払いが任意になる
- 日本帰国時に免税が受けられる
デメリットは、
- 国民健康保険に加入できない
- 銀行口座の新規開設・クレジットカードの新規発行ができない
海外で暮らすとなると、海外送金をする機会が増えたり、思わぬ出費でクレジットカードや国際キャッシュカードが必要になることも考えられます。
住民票を抜いてしまうと、銀行口座やクレジットカードなどを新規開設できなくなりますので、日本に在住している間に準備しておくことをおすすめします。
住民税に関しては、
- 1月1日の時点で住民票をどこに置いているか
- 海外に1年以上滞在しているか
上記のように、条件によって税率が変わります。
ですので、12月末までに海外に転出されることをおすすめします。


医療保険
最後に保険の見直しです。
住民票を抜くと国民健康保険証が使えなくなり、病院にかかった場合は全額自己負担になります。
海外旅行保険は、2人分だととても高くなります。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険もありますが、海外旅行保険の補償期間が3ヵ月と設定されているクレジットカードが多く、長期滞在や移住者には不向きです。
また、フィリピンにもローカルの保険があり、年間約4万円ほどで加入できるのですが、日本人が行くような病院は対象外だったり、保証内容がイマイチだったりでやめました。
なので、海外での怪我の治療や入院でも有効な日本の保険会社の医療保険(富国生命・住友生命)に加入しました。
2人合わせても1万円もしません。
物価の安いフィリピンですが、外国人がそれなりの治療を受けようとすると高額になりますので、保険の準備は必ずしておきましょう。
実際、私の子どもはすでに2回も入院していますが、3日間の入院で約9万円かかりました。
子どもはすぐに熱を出したり、日本と違う環境で何が起こるかわかりません。
親子で海外移住をお考えのママは、海外でも使える医療保険に加入しておくことを強くおすすめします。
シングルマザーのセブ島海外移住【体験談】
シングルマザーが海外移住した結果、気になるのはその「生活費」と「子供の英語力」ではないでしょうか。
セブ島在住シングルマザーの生活費
私のフィリピンでの1ヶ月の生活費は、日本円で10万5千円ほどです。
家賃 | 約15,000ペソ |
---|---|
託児所代 | 約20,000ペソ |
水道代 | 約100ペソ |
電気代 | 約1,500ペソ |
食費 | 約10,000ペソ |
娯楽費 | 約2,000ペソ |
合計 | 約48,600ペソ *日本円で約105,000円 |
食材などはスーパーで購入せず、毎週ローカルマーケットに行って1週間分をまとめ買いしていて、基本的には自炊です。
子供のお昼ご飯は、手作りのお弁当。
フィリピンでは1日に2回スナックタイムがあるので、おやつを毎日2つ持たせています。
私のお昼ご飯はというと、カレンデリア(ローカル食堂)で済ませることが多く、お腹いっぱい食べても約70ペソ(日本円で約150円)で食べることができます。
週末は子供とコンドミニアムのプールで遊んだり、ショッピングモールのキッズプレイランド(利用料は日本円で400円程度)で遊んだりしています。
毎日日本食を食べたり、外国人向けのカフェやレストランを利用していれば、いくら物価の安いフィリピンでもそれなりにお金がかかるので、ローカルマーケットや食堂・自炊などを心がけて出費を抑えるようにしています。

英語力
海外移住の大きな目的のひとつである「英語力」ですが、仕事でも英語を使うことができるくらいには上達したと思います。
セブ島に移住する前は簡単な日常会話ぐらいしか英語を話せませんでしたが、
「職場で1日3時間、英語の授業を受講できる」
こんな恵まれた環境のおかげで、日々英語力を鍛えることができています。
子どもは日本にいる頃よりも圧倒的に英語が話せるようになりました。
日本人には日本語、フィリピン人には英語で話し、相手によって上手に言語を使い分けています。
改めて子どもの吸収の速さには驚かされますね。
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シングルマザーの海外移住まとめ
以上が、私がセブ島に移住したきっかけや手続き、そして移住した結果の体験談です。
日本にいる時よりもセブ島移住をしてからの方が、仕事をしながらでも子どもとの時間も作れていて、セブ島に住むことの居心地の良さを日々感じています。
セブ島に住む日本人コミュニティもあるので、ママ友ともたくさん情報を共有できますよ。
それに、何と言っても「子供」という強い味方がいます。
幼くてもどれほど子どもの存在に助けられたか計り知れません。
これからも「シングルマザーだから」とできない理由を並べ立て、自分や子供のプラスになることを諦める必要はないと思っています。
近年、日本国内でも地方移住するシングルマザーが増えています。
「離婚から心機一転、誰も知らない土地で子供と一緒にゼロからやり直したい」
このようにお考えのシングルマザーがいらっしゃったら、国内でしたら自治体の地方移住支援もいいかもしれませんね。
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