高い離婚率とともに、母子世帯も多い大阪をはじめとする関西では、ひとり親家庭を支援する取り組みが実施されています。
「離婚を機に、関西へ引っ越ししたいな」
「シングルマザーが関西に住むなら、どこがおすすめ?」
元住んでいた場所ではもう二度と生活したくない方や、離婚を機に環境を変えたいというママは多いですよね。
今回は関西地方への引っ越しを検討中のシングルマザーの方に、関西のなかで”母子家庭が住みやすい”とされている街をご紹介します。
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シングルマザーが関西で住みやすい市はどこ?
近年、母子世帯は増加する一方、シングルマザーの年間所得は243万円であり、児童のいる世帯の平均所得673万円と比べて半分以下となっています。
参考 : 厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査概要」
生活費の大半を占める家賃は、シングルマザーにとって住居を構えるときの重要なポイントですよね。
今回は、関西のなかでも治安がよい場所であることを考慮しつつ、以下の3つの点を重視した市をピックアップしました。
- 1LDK~2DKの家賃が月額上限6万円以内(goo住宅・不動産)
- ひとり親家庭支援制度の充実
- 子育て家庭への支援制度の充実
ファミリー層にも人気で、シングルマザーにとっても住みやすい市である「3つの自治体」を紹介しますね。
大阪府高槻市
子どもたちが思う存分遊べる自然環境や公園が身近にあり、子育て支援が充実しているのが大阪府の高槻市です。
大阪・京都どちらへも電車で15~20分と交通の利便性も良く、就職や買い物など、生活圏の幅を広げることもできる場所です。
ひとり親家庭支援
ひとり親家庭医療費助成
高槻市の子どもは、中学校卒業まで、1医療機関あたり1日500円以内で医療サービスを利用することができます。
ひとり親家庭医療費助成制度とは、子どもが18歳になるまで、親と子が同じように医療費助成を受けることができる制度です。
ひとり親家庭の医療費負担を大きく軽減する制度となっています。
ひとり親家庭日常生活支援事業
ひとり親家庭に、経験豊かなヘルパーを派遣し、一時保育や日常生活の手伝いを行う事業です。
乳幼児の保育や食事の世話だけでなく、生活必需品の買い物や身の回りの世話をお願いすることができます。
大阪府母子・父子福祉センター
大阪府母子・父子福祉センターは、昭和25年、母子家庭のママたちによって結成された福祉会です。
大阪市・堺市を除く大阪府内41市町村単位に所在しており、高槻市でも手厚い支援を受けることができます。
なかでも就業支援は、シングルマザーひとりひとりに沿ったきめ細やかなサポートが実施されています。
求人票には出ないような非公開求人もあり、労働条件を確認しながらじっくりと検討できるため、就業後のトラブルを避けることができますよ。
子育家庭支援
産前・産後ママサポート
出産から妊娠まで継続したサポート体制が整っているのも、高槻市が子育て世帯から支持されている理由のひとつです。
産前・産後ママサポートは、日中に親族などのサポートを得られず、不安やストレスで育児に困難を抱えている母親をサポートしてくれる無料のサービスです。
育児に関する相談をはじめ、離乳食の調理や介助・通院や保育所の送迎付き添いなど、頼る人のいない未婚のシングルマザーにも心強い体制が整っています。
高槻市樫田地区空き家情報バンク制度
のんびりとした田舎で子育てをしたいシングルマザーにおすすめなのが、高槻市の空き家バンク制度です。
樫田地区の空き家を低額で貸し出しており、改修が必要な場合には上限50万円まで助成金が支給されます。
家賃相場は一軒家で月額3~5万円となっており、子どもを複数人抱えるシングルマザーにとっても検討の余地のある制度だと言えるでしょう。
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兵庫県明石市
日経DUALの「共働き子育てしやすい街ランキング2018」で、全国で27位・関西圏では大阪府堺市に次いで2位にランクインしている街が兵庫県明石市です。
瀬戸内海に面した明石市は治安もよく、離婚後の子どもの養育支援にも力を注いでいます。
ひとり親家庭支援
面会交流支援
子どもとその父親との関わりで悩んでいるシングルマザーをサポートしてくれるのが、面会交流支援です。
経験豊富なスタッフが、子どもと父親の交流日程の連絡調整から引き合わせまでを支援してくれます。
面会当日は、父母が直接顔を合わせることなく、子どもと父親が交流が持てるように配慮してもらうことも可能です。
費用は無料。
面会時の交流場所として、市立天文科学館を利用することもできます。
ひとり親家庭生活向上支援事業
「家計や将来の子どもの教育費…悩みは尽きないけれど、忙しくて相談に行く時間がない!」
こんなシングルマザーをサポートするのが、ひとり親家庭生活向上支援事業です。
支援員が毎月自宅を訪問し、母子家庭の悩みに対する解決への道筋を提案してくれる支援です。
平日の夜間でも対応可能なので、日中に仕事をもつシングルマザーでも利用することができますよ。
子育て家庭支援
こども医療費助成制度
中学3年生まで「外来・入院医療費の自己負担なし」という手厚いこども医療費助成制度を設けているのが、明石市の大きな特徴です。
ひとり親家庭の場合、子どもが18歳になるまで、一部自己負担で子・親とも医療費の助成を受けることが可能です。
病児・病後児保育施設
働くシングルマザーにとって、子どもが体調を崩したときの預け先の確保は大きな課題ですよね。
明石には市内2か所に病児・病後児保育施設があり、生後6か月から小学6年生までと幅広い年齢の子供に対応しています。
シングルマザー保育士におすすめの街・明石市
「保育士になるなら明石へ」
このように謳う明石市では、他の自治体に比べて保育士の待遇が優遇されています。
- 明石市内の保育施設に採用後、7年間で最大150万円の一時金を支給
- 借り上げ家賃・月額最大82,000円軽減
- 保育士の子どもは保育所へ優先的に入所
もっている保育士の資格を活かして働きたい、明石に引っ越して保育士になりたいという方に、ぜひおすすめの自治体のひとつです。


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大阪府箕面市
治安がよく住みやすいと言われる大阪の北摂エリアのなかで、「子育てしやすさ日本一」を目指す、子育て世帯にやさしい街が大阪府の箕面市です。
大阪市内へ電車で30分圏内でありながら、自然に恵まれた住宅都市で子育てすることができますよ。
ひとり親家庭支援
ひとり親無料法律相談
これから離婚を考えている、離婚後に様々な悩みを抱えている…このようなシングルマザーをサポートするのが、箕面市の無料法律相談です。
大阪弁護士会から派遣されるのは、離婚問題を専門とする弁護士。
- 離婚前の慰謝料や親権・養育費
- 離婚後の面会の取り決め
- 未婚で出産した後の認知方法や養育費の請求方法
このような離婚に関する悩みを、1人で抱えることなく専門家に相談できる点が大きなポイントとなっています。
学童保育料半額助成
子どもが小学生にあがると、働くシングルマザーは、子供の”放課後の時間”を心配してしまいますよね。
箕面市内には14か所の学童保育施設があり、通常17時までの利用時間を19時まで延長することができます。
児童扶養手当を受給しているひとり親家庭の場合は、学童保育料の半額が助成され、より負担を軽減することができますよ。
その他、箕面市には以下のようなひとり親家庭を支援する割引制度が実施されています。
- JR通勤定期券割引制度
- 万博記念公園入園料割引制度
子育て家庭支援
一時預かり施設の充実
就業中のシングルマザーはもちろん、休職中のシングルマザーのなかには、自分が病気になったときや、夜間・休日に勤務することを心配される方も多いのではないでしょうか。
そんな時に利用できるのが、子供の一時預かり施設です。
箕面市にはショートステイやトワイライトステイ・休日保育に対応している施設が、市内に4か所設けられています。
子育て応援幼稚園に取り組む私立幼稚園では、早朝・夕方の預かり保育も可能です。
府内トップクラスとも言われる補助金制度の導入で、公立幼稚園と同じ料金で利用できるのも大きなポイントとなっています。
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大阪北摂など、ファミリー層にも人気の市がおすすめ
関西で住みたい市として人気を集めるのは、治安が良く・環境整備の整った大阪北部の北摂エリアです。
そのなかでも、比較的家賃相場が抑えられる大阪府の高槻市や箕面市は、子育て支援に力を入れており、シングルマザーでも住みやすい街といえるでしょう。
兵庫県明石市は保育士に対しての優遇制度が充実しており、シングルマザーをはじめとする”子育て世帯”を、市全体で支援していこうという取り組みをうかがい知ることができます。
子どもとの生活を第一に、関西で住みやすい街をお探しのシングルマザーの参考になれば幸いです。
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