こんにちは。
3歳の子供と親子でセブ島へ移住中のワーママ、Sherlyです。
最近、セブ島へ親子で移住される方からの質問で多いのが「仕事」についてです。
「英語が話せないけどフィリピンで仕事はある?」
「持ってる資格を活かせる仕事はある?」
「セブ島でもらえるお給料はいくらくらい?」
など、よくある「セブ島の仕事事情」について紹介していきます。
実際にセブ島で働いている経験から暴露話もありますので、海外移住をご検討のシングルマザーはぜひしっかり確認しておいてくださいね。
セブ島にはどんな仕事がある?語学力は必要?
セブ島で日本人が就く主な職場として、
- 語学学校
- コールセンター
- IT企業
主に、上記の3つの仕事が挙げられます。
語学学校の規模や就くポジションにもよりますが、日常会話程度の英語力が求められる場合が多いです。
ただし「語学学校で働く」といっても、スタッフ業務だけでなく、学校が運営している留学エージェント会社で働く場合もあります。
ただし留学エージェントとして働く場合や、日本人向けのコールセンターなど、日本人向けの仕事をする場合は英語力はそこまで必要ないことが多いです。
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セブ島就職に有利なスキル
日常会話レベルの語学力でも比較的就職しやすいセブ島ですが、就職に有利なスキルについても確認しておきましょう。
- 語学力
- マネジメントスキル
- ITスキル
語学力とマネジメントスキル
英語力はあるに越したことはなく、TOEIC・TOEFUL・IELTSなど、語学力を示すわかりやすいスコアは持っておいたほうが良いでしょう。
特にセブ島では語学学校の求人が多くなっています。
語学学校の運営で、募集がかかることが多いのがマネージャー職です。
フィリピン人講師を総括する語学力・マネージメントスキルや、受講生とのコミュニケーションスキルなどがあれば就職は決まりやすいでしょう。

IT系スキル
次に、セブ島就職で有利になるのがITスキルです。
オフショア開発が盛んで日系のIT企業もたくさんあるセブ島では、IT関連の実務経験が豊富な方は重宝されます。
こちらもフィリピン人スタッフを統括できる英語力・マネージメントスキル、ブリッジSEとしての日本企業とのコミュニケーション能力があれば、なお採用されやすいでしょう。

その他の専門スキルや資格
その他、日本人の留学生や旅行者が多いセブ島では、日本人が常駐する病院やレストランなどが多く存在します。
看護師の資格や、調理の資格を持っていると実は就職に有利だったりします。

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セブ島での仕事の探し方
セブ島で仕事を探す方法は、下記の2パターンが考えられます。
- 移住前に日本で仕事を探す
- 移住してから現地で仕事を探す
移住前に日本で仕事を探す
セブ島へ移住する前に日本で仕事を探す方法として「海外就職に特化した求人サイトを活用する」方法が一般的です。
海外就職求人サイトで仕事を探す「リクルートエージェント」
海外就職専門の求人サイトでは、管理職などのハイキャリア向け求人が多く、十分な社会経験とそれなりの英語力を求められることが多いなか、リクルートエージェントでは比較的応募しやすい求人が多くなっています。
日本最大級の求人保有数・就職成功実績を誇る転職エージェントですので、キャリアアドバイザーの質も高くておすすめです。
提出書類の添削・面接対策・独自に分析した企業情報の提供など、一人では不安な転職サポートが無料で受けられます。
海外求人保有数が多い!日本最大級の求人サイト
セブ島現地の求人サイトで仕事を探す「ジョブポット」
また、セブ島にはジョブポットという、セブ島を中心としたフィリピン特化の求人サイトもあります。
現地発信の求人サイトですので、地域に密着していることが特徴です。
チャットや電話で、実際に長期に渡ってセブ島で仕事をされていた方へ就職相談することもできますよ。
セブ島を中心とした地域密着型求人サイト
移住前に仕事を探すデメリット
日本でまだ仕事をしていたり、現地に行く前に仕事をみつけられるというメリットがあるなか、デメリットもあります。
それは、企業側の「まだ現地に来ていない人を雇用して大丈夫なのか?」という懸念です。
実際に就職が決まっていたものの、
「セブ島へ移住する直前に、勇気が出ず内定を辞退してしまった」
このような求職者も実際にいらっしゃいますし、海外での新しい仕事と海外移住生活の両立が困難ですぐに帰国することになった…というパターンも少なくありません。
これらの理由から「まずは現地で生活を安定させてから、また面接をお願いします」と、企業側から言われることも多いようです。
移住してから現地で仕事を探す
前述の内容を踏まえると、
「セブ島現地で就職活動をした方が良いのかな?」
こう考える方も少なくないと思います。
ただし、セブ島移住後に現地で仕事を探すのはおすすめできません。
独身であれば現地で仕事を探してもいいでしょう。もしくは金銭的・経済的によほど余裕がある家庭であれば。
しかし、子どもがいるご家庭の場合、幼稚園や小学校に入学させなくてはなりませんし、きちんとした食事や住居の確保も必要です。
貯金があっても収入がなければ、減っていく一方です。
セブ島生活では予想外なこともたくさん起こりますし、シングルマザーとしてセブ島に移住した私が身をもって経験していますが、シングルマザーの場合は仕事はすぐには決まりません。
様々な問題を抱え、貯金の残高を確認しながら就職活動するのは不安ですよね。
あなたひとりであれば、スリリングな移住生活にチャレンジするのもいいでしょう。
しかし、結局セブ島で仕事をみつけられず、せっかく子どもを現地の学校に入れたのに、日本に引き返したという例もあります。

セブ島現地就職の給料はいくら?福利厚生は?
ここからは、現地就職として採用が決まった場合の、平均的な給料や福利厚生について紹介していきます。
最初に暴露しておくと、かなり労働環境はきついです。
セブ島現地採用の給料
営業職などであればインセンティブがつきますが、セブ島の正社員現地採用の平均月給は50,000ペソ前後、日本円にしてわずか11万円ほどです。
職務経験やスキル・資格によって少し給料が多くなることもありますが、日本の給料に比べてかなり低くなっています。
フィリピンは物価の安い国とは言われますが、年々物価は上がってきていますし、セキュリティが高い住居に住み、健康的な食事を摂るような「日本人がそれなりの生活」をしようとすれば、当然費用は掛かります。
月11万円程度のお給料では、生活を切り詰める必要があると覚悟しておきましょう。
セブ島就職での福利厚生
福利厚生は会社によって様々ですが、セブ島では、
- 家賃補助や光熱費負担
- 労働ビザの取得負担
としている会社が多いです。
家賃補助や光熱費負担
家賃補助ですが、会社の指定する滞在先であれば負担してもらえることもありますが、基本は「単身用」で子どもは同伴不可なことが多いです。
また、子どもが現地で通う幼稚園・小学校から離れていて住めないとなると、結局住居は自己負担する必要がでてきます。
相談にのってくれる会社もあるかと思いますので、そこは会社と相談してくださいね。
労働ビザの取得負担
日本人がフィリピンで働くにあたり、労働ビザの取得は必須です。
労働ビザを取らずに、観光ビザを延長して働いている日本人もいますが、これは違法なのでしっかりビジネスビザの取得を負担してくれる企業に就職しましょう。
実際、数年前にセブ島で不法労働していた日本人が何十名も逮捕されています。
ちなみに、親が労働ビザを取得すれば子どもも帯同でついてきますが、子どもの分のビザ費用は実費(年間約20,000ペソ以内)などの会社もあるので、きちんと確認しておきましょう。
その他の福利厚生として、「1日〇コマ無料で英語レッスンを受講できる」「年に1回の日本帰国サポート(航空券費用)」があったりします。
セブ島日本人奴隷制度「不法労働」に注意
ここセブ島での現地採用は、別名「セブの奴隷制度」と呼ばれています。
日本の半分ほどの安い給料しか貰えない上、労働時間は日本と同じ8時間かそれよりも長いです。
私の友人たちも、この1年間という短い期間で、すでに4人辞めて帰国しています。
みんなが口をそろえて言うのが「きつい、日本に帰りたい」
南国で、物価の安い国でのんびり働く?ないですよ。
どの国でも言えることですが、海外で働くには相当の覚悟と根性が必要です。

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まとめ|セブ島で働くにも覚悟は必要
ブラック企業や過労死が問題視される日本企業で働くくらいなら、海外に飛び出して働いてみたいと考える気持ちはわかります。
フィリピンに限ったことではないですが、どの国に住んでも「生活を安定させる」ということはとても大変で、楽に暮らせる国なんてないのが現実です。
特にお子さんがいるご家庭であれば、社会保障が充実している日本で暮らす方が、安全で清潔で暮らしやすいことも多いのです。
あなたの置かれている環境や、これからの将来をしっかり考えた上で、それでも海外移住に踏み切るのであれば、しっかりした就職先を探しましょう。
