セブ島海外移住に失敗するシングルマザー…仕事・学校はどうするつもり?

セブ島海外移住に失敗するシングルマザー...仕事・学校はどうするつもり?

こんにちは。
シングルマザーのManamiです。

近年では、LCCの影響もあってか気軽に海外に出られるようになり、海外移住や長期滞在される方が増えてきています。

私もそのうちの一人で、私は3歳になる息子と二人でセブ島へ海外移住しました。

海外に移住したなんて聞くと、

キラキラ充実した海外生活を送ってるんだろうな〜

そう思っていませんか?

実際に、わたしも親子で海外移住したいというお母様からの相談を頻繁にお受けするようになりました。

中でも特に、シングルマザーのセブ島移住が増えてきています。

日本で母子家庭でいれば、

  • 児童扶養手当
  • 医療費助成制度
  • 子ども医療費助成制度
  • 生活保護
【返済不要の奨学金も】母子家庭が優遇される給付型・貸与型奨学金まとめ 【返済不要の奨学金も】母子家庭が優遇される給付型・貸与型奨学金まとめ

上記のように、国から受けられる助成制度がありますよね。

それなのに、なぜ海外移住する親子…特に母子家庭が増えてきているのでしょうか。

上辺の”キラキラ”に騙されるな!

上辺の”キラキラ”に騙されるな!

私はインスタグラムとツイッターなどのSNSをやっています。

インスタグラムには、キラキラ海外生活を満喫しているような写真しか載せていませんし、基本的に良いことしか載せていません。

特に誰かにみて欲しいわけではなく、完全なる自己満足で投稿をしています。

セブ島ならこんな生活ができて楽しいよ!おいでよ!

このように、誰かに訴えかけて誘っているわけでもありません。

なので、本心をつぶやくことのできるツイッターでは、

子どもがいるのであれば、”簡単に” 海外へ来ないで

このような注意勧告をしています。

セブ島移住や親子留学に関するお問い合わせをいただくのは、やはりインスタグラムのほうからです。

そうですよね。

毎週ビーチやプール、離島で親子水入らずでのんびりして…

そんな生活、誰もがしたいはずですよね。

私自身がシングルマザーだから相談しやすいせいか、シングルマザーから移住に関する相談いただくことが多く、ここからは、「母子家庭がセブ島海外移住で失敗しないための注意点」をお伝えしていきます。

シングルマザーが海外で働ける仕事はない

シングルマザーが海外で働ける仕事はない

セブ島へ行ったら仕事をみつけられるよね…

このように、仕事も決めないままセブ島に移住される方が非常に多いです。

セブ島の現地就職先

セブ島で現地就職をする場合、就職先は基本的に「語学学校」か「コールセンター」になります。

ITスキルがあるママは、もう少し選択肢が増えるでしょう。

語学学校

語学学校で働くのであれば、一定の英語力を要求されます。

営業部署であれば英語力は問われないケースもありますが、毎月ノルマがあり、残業で定時に帰るのはほぼ不可能に近いです。

また、社員寮に住まなければならない会社もあり、小さい子供と同居することが認められていない会社もあります。

コールセンター

英語力がなく、特に資格もない方は、コールセンターの仕事が受かりやすいでしょう。

しかし、コールセンターでの仕事はシフト制なので、土日や祝日が休日になるとは限りませんし、夜勤を命じられることも考えられます。

お給料は、いずれも5万ペソ〜(日本円で10万円強)が相場です。

子供を安心して預けられる環境は整っていない

子供を安心して預けられる環境は整っていない

さて、仕事をした場合の子供の預け先ですが、「フィリピンの幼稚園や学校に預けられる」と簡単に考えているようでは、少し甘いです。

日本と比べて、フィリピンでは子供を預ってもらえる時間が短い学校がほとんどです。

つまり、必ず家族かヤヤ(フィリピンでいうメイド・ベビーシッター)の送り迎えが必要となります。

セブ島の託児事情

朝一番に子供を預けて、幼稚園ならお昼の12時前後、アフタースクールのある学校でも15時頃までにはお迎えに行かなくてはなりません。

小学校でも、毎週1回は午前中のみの授業の日があります。

また、新学期前には、約2ヵ月間にも及ぶ長いお休みも…。

お休みの期間中は「サマースクール」と呼ばれる補講クラスに通うことも可能なのですが、もちろん別途授業料がかかりますし、お迎えも変わらず必要です。

子供がいるのであれば、ヤヤと呼ばれるメイドやベビーシッターが必要となるでしょう。

セブ島の学費・託児料

気になる子供の授業料ですが、物価の安い国と言われるフィリピンだから「安い」と思っていませんか?

フィリピンの公立の小学校の学費であれば、確かにびっくりするほど安いです。

ですが、日本国籍の子供は、フィリピンの公立小学校に通うことはできません。

インターナショナルスクール、もしくはプライベートスクールと呼ばれる、フィリピンの私立の学校に通うことになるでしょう。

セブ島での子供の学費
幼稚園年間10万ペソ〜20万ペソ前後
*日本円 : 21万円〜42万円
小学校年間10万ペソ〜30万ペソ前後
*日本円 : 21万円〜64万円

さらに、勤め先によっては、フィリピンの祝祭日ではなく、日本の暦に合わせた休みとなる企業もあります。

フィリピンの祝日で子どもの学校はお休みでも、母親は出勤しなければならないということもあるでしょう。

母子家庭の海外移住、何を犠牲にする?

子どもを連れたシングルマザーが、海外で仕事や育児をするにあたって何を犠牲にできるでしょうか?

時間を犠牲にして学費のために働きますか?
お金を犠牲にしてヤヤを雇って学校へ通わせ、その学費を稼ぐために、さらに働きますか?

もちろん、現地のフィリピン人と同じような生活をすれば、現地の収入のみで十分に暮らすことができます。

しかし、それなら公的支援を活用しながら、日本で暮らすほうが安全で清潔ではないでしょうか。

自らの食い扶持を稼ぐことに必死になり、本来の海外移住の目的を忘れかけている親御さんをたくさんみかけます。

シングルマザーの海外移住!子連れで海外移住する方法・手続き・生活費を公開 シングルマザーの海外移住!子連れで海外移住する方法・手続き・生活費を公開

「何とかなる」という考えは捨てよう

行ってみたら何とかなるでしょ

いいえ。
何ともならないものは、何ともなりません。

「何とかなる」という言葉は、実際に何とかなった人が使う言葉です。

そもそも、「何とかなった」と言ってる人は、わりと周りが気を遣って何とかしてくれていることに気づいていないような気がします。

英語はどのくらい話せますか?

自分の自己紹介もままならない英語力しかない場合、子どもを学校へ通わせるための手続きはどうするつもりですか?

家を借りるのだって、もちろん英語で契約を交わすことになります。

フィリピンは意外にも契約文化の国です。

英語で契約を結ばなければなりませんし、何かトラブルが起こったときも英語が必要になるでしょう。

全ての手続きを、現地の日本人に頼ることももちろんできますが、誰かに頼りきって何とかなっても…それは本来求めていたものでしょうか?

子供は海外移住したいの?

そもそも海外移住をしようと思った理由とは何でしょうか。

シングルマザーのお母様に海外移住の理由を尋ねると、

子供との時間をつくりたい
子供の英語教育のため

こういった回答が多く見受けられます。

この計画性のない海外移住に振り回される「子どもの気持ち」を考えたことがありますか?

突然、友達や親族と離れ離れになり、言葉も文化も全く違う土地に連れてこられて、ここで暮らせと強いられるのです。

もちろん「子どもには色々な世界をみて欲しい」という親の思いもあるでしょう。

子どもは順応性があるから大丈夫

こんなふうに思っていませんか?

お子様とお話をしていると、

○○ちゃんに会いたいな〜
日本のお友達には◯◯っていうお友達がいてね〜

こんな話をよくしてくれます。

単なる子供の思い出話ではなく、これが「子どもの訴え」と受け取れないでしょうか。

仕事がみつからず、貯金も底をつき、数ヶ月して結局日本に帰ることになってしまった場合、せっかく馴染んできた子どもをまた日本に連れて帰るのでしょうか。

親子海外移住で失敗しないために

親子海外移住で失敗しないために

私は、親子での海外移住に反対しているわけではありません。

親子留学でセブ島に訪れて、居心地が良く感じて住みたくなる気持ちも理解できます。

私自身がそうでしたから…。

どこかで、日本でシングルマザーをしていることに息苦しさや肩身の狭さを感じているのではないでしょうか。

フィリピンだったら、海外だったら、シングルマザーであることを感じることはなく、堂々と生きることができる」と。

自分を輝かせてくれる場所で住む・働く、そういった生き方は理想ですよね。

最近では、突発的に行動することが美徳とされている風潮もありますので、あなたが単身者であれば、バックパッカーや海外ノマドワーカーとして暮らすのも良いですね。

ですが、上辺の華やかさだけに惑わされている人が大勢存在するのも事実です。

子供の年齢が大きくなればなるほど、行き当たりばったりの行動ではつまずいてしまいます。

  1. 日常英会話以上の英語力
  2. 現地での仕事など収入源の確保、もしくは潤沢な貯金
  3. 子どもを安全に預けられる学校や託児所・ヤヤ
  4. セブ島での住まい

最低でも上記のような「生活に支障がでないための準備」をしてから海外移住を計画するのは、何も恥ずかしいことではありません。

親である以上、あなた一人の人生ではありませんよ。

子どもの将来のためにも、ちゃんと道筋をたてて子供を歩ませてあげることが、親の役目でもあるように私は感じます。