ひとりで子供との生活を支え、仕事とお金の悩みを抱えるシングルマザー。
なかには「空いた時間でお小遣い稼ぎしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
すぐには転職に踏み切れないという環境でも、スキマ時間に在宅でできる「お小遣い稼ぎ」ができれば、生活費のちょっとした足しになって助かりますよね。
今回は、筆者が実際に体験してきた在宅ワークのなかから、おすすめの4つの仕事をご紹介します。
ちなみに筆者は、お小遣い稼ぎから在宅ワークを始め、副業Webライターを経て、現在は専業のWebライターとして月収18万円稼いでいます。
「今月も日々の生活費の支払いで精一杯…」
「子供の学費のために、少しでも貯蓄したい…」
とお考えのシングルマザーは、ぜひ参考になさってくださいね。
ダブルワークが必要なシングルマザーの経済状況
厚生労働省の調査によると、シングルマザーの約8割が就業しています。
そのうち、正社員として勤務しているのは全体の44.2%。次いで、パート・アルバイトは43.8%となっています。
シングルファザーの正規雇用率が68.2%であることと比べると、シングルマザーの数字が低いことがよく分かりますよね。
参照:厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査」
特に、子どもが小さく、実家の家族と同居していないシングルマザーの場合には、保育園の送迎や子どもが病気の時に頼る先がないため、正規雇用が難しくなってしまいます。
この雇用状態は、シングルマザーの収入面にも大きな影響が出ています。
児童がいる世帯の平均収入は年間で約707万円であるのに対し、母子家庭は348万円と、その差は2倍以上にもなるのです。
参照:厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査(各種世帯の所得等の状況)」
シングルマザーの低収入では、家賃に光熱費や生活費に教育費を払えば、手元に残るのはごくわずか。
現在の生活を維持するのはもちろん、子どもの将来に向けて貯蓄したくても、なかなかままならないのが現状となっています。
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ダブルワークのメリットと注意点
シングルマザーがダブルワークをするいちばんのメリットは、なにより日々の生活に余裕ができること。
子どもとの生活で大切なのはお金だけではありませんが、現実的に、金銭的な余裕は気持ちの余裕にもつながりますよね。
月に数万円でも余分なお金があれば、子どもの将来に向けて貯蓄をしていくことも可能となるでしょう。
その一方で注意しなくてはならないのは、ダブルワークが本業や日々の生活に影響を及ぼすことです。
ダブルワークが体力的にも精神的にも厳しく、そのせいで本業のパフォーマンスが下がっては元も子もありません。
継続して副収入を得ていくためにも、はじめはあくまでも育児や本業をベースに、負担にならない範囲で在宅ワークを探してみましょう。
シングルマザーの「お小遣い稼ぎ」選び方は?
新しい働き方のひとつとして、男女や雇用形態を問わず副業をする人は増えてきており、短期アルバイトや在宅ワークなど、その職種も多種多様です。
シングルマザーは、その中でも次の点にポイントを置いて、ダブルワークを選ぶのがおすすめです。
特別なスキルが必要ない
特別なスキルが求められる仕事は、スタートするまでに初期投資と時間が必要な場合もあります。
シングルマザーが忙しいなかでダブルワークを始めたいと考えた際には、まずは手軽に始められる仕事を選ぶのがおすすめです。
起業や転職などと比べ、リスクを心配することなく副収入を得ることができますよ。
すきま時間に自宅できる
仕事に育児・家事にと時間がないシングルマザーだからこそ、ダブルワークは空いた時間に在宅できるものがおすすめです。
副収入を得るためとはいえ、ダブルワークのために出勤時間や交通費を削られるのはもったいないですよね。
在宅ワークであれば、子どもが自宅にいる時間に家を空ける心配もありません。
スマートフォンやパソコンでできる仕事であれば、家事や育児のすき間時間を有効活用することもできるでしょう。
ストレスなくできる
子育て・仕事・お金の心配など、不安や悩みを抱えることも多いシングルマザー。
お金を稼ぐのは簡単なことではないとは分かっていても、できれば「ダブルワークをするときまにまでストレスを抱えたくない」というのが正直なところですよね。
本業や子どもとの生活に支障をきたさないためにも、ダブルワークはできるだけ、あなたが熱中できることや好きなことから選んでみましょう。
あなたの趣味や特技を活かした仕事であれば、ダブルワークのための時間をより有効的に活用することもできますね。
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シングルマザーにおすすめのお小遣い稼ぎ
ここからは、実際に筆者や周囲の友人が体験してきた「お小遣い稼ぎ」をご紹介していきます。
本業や家事の合間にできるものばかりなので、ぜひ参考になさってくださいね。
ポイントサイトで稼ぐ
コツコツ続ける仕事が得意という方におすすめしたいのが、最も手軽に稼げるお小遣い稼ぎが「ポイントサイトの利用」です。
必要なものは、スマートフォンとインターネットができる環境だけ。
ポイントサイトを経由して買い物をしたり、アンケートに答えたりするだけで、簡単にポイントを貯めていくことができます。
貯めたポイントは、現金や電子マネーに交換することが可能。
サイトへの登録や利用も無料なので、思い立ったら今すぐにでも始めることができますよ。
ポイントサイトでお小遣い稼ぎをするコツは、ユーザーの多い大手のポイントサイトを選ぶこと。
業界最大手の「モッピー」の利用者数は、2020年1月には700万人を突破しており、買い物やアプリのダウンロード、アンケートで貯めたポイントは、1ポイント1円から交換することができておすすめです。
筆者も電車待ちの空き時間や、テレビCMの合間などに、ぽちぽちとクリックしてポイントを貯めています。
買い物ジャンルのバリエーションも豊富なので、化粧品や生活用品をモッピー経由で購入してポイントを貯めるのも、節約になっておすすめです。
1つあたりの単価は数円なのでコツコツと続ける根気が必要ですが、とにかく気軽に、好きな時間に利用できるのがポイントサイトの大きなメリットと言えるでしょう。
データ入力の在宅ワーク
好きな時間に、自宅で取り組むことができる在宅ワーク。
その中でも空いた時間に簡単にできるシングルマザーにおすすめの仕事が、データ入力の仕事です。
商品の在庫管理や企業情報をエクセルなどに入力する仕事は、文字入力ができれば特別なスキルがなくても始めることができます。
パソコンを利用したデータ入力の在宅ワークは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトから受注可能。
現在はWebライターとして活動している筆者も、始めはクラウドワークスでアパレル商品のデータ入力の仕事を受注していました。
海外の衣料品やブランドグッズのデータ入力も多かったので、ファッションに関する情報を得ることができるのも楽しかったですよ。
クライアントからの評価が上がれば、継続的に仕事を受注できる可能性も広がるのでぜひチェックしてみてくださいね。
フリマアプリで不用品販売
家をすっきり片付けながらお金を稼ぎたいという方には「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリがおすすめです。
フリマアプリでは、子どもが大きくなって着られなくなった洋服や、不要な雑貨など、自分で価格を設定して販売することができます。
ユーザーに購入してもらうためには、なにより商品の写真映りが重要。
筆者が不用品を出品する際は、壁面に白い布を張って、その前で商品を撮影していました。
服や靴のようなファッション商品だけじゃなく、バレンタイン前の時期には、使わなくなった製菓道具一式が売れたこともありましたよ。
購入の際には値下げ交渉がくることがほとんどなので、予め価格は少し高めに設定しておくのがおすすめ。
雑誌の付録や、読まなくなった雑誌や漫画などでも落札されることがあるので、興味のある方はぜひチェックしてみることをおすすめします。
ハンドメイド商品の販売
「ものづくりがすき」「自分の趣味で稼ぎたい」とお考えの方は、ハンドメイド商品の販売はいかがでしょうか。
ハンドメイド作家の集まる「ミンネ(minne)」では、あなたの手作り作品をスマートフォンで手軽に販売することができます。
リングやピアスのようなアクセサリーから、洋服やバッグなど、その種類も実にさまざま。
プロ顔負けの、一点物の作品が並びます。
筆者の友人はミンネ(minne)でアクセサリー販売をしていますが、毎日子どもが寝てからの数時間を制作時間に充て、週末にまとめて販売しています。
ものづくりが好きな人にとっては、自分の作品を作るのは特別で貴重な時間。
忙しい合間の時間であっても、全く苦にはならないそうです。
あなたの趣味が誰かを笑顔にするだけでなく、副収入にも繋げることができる、やりがいのあるダブルワークと言えるでしょう。
まとめ|ダブルワークで稼ごう!
今回ご紹介したお小遣い稼ぎは、身近にあるスマートフォンやパソコン、あなたの趣味をもとに、カンタンに始めることができる仕事ばかりです。
初期投資や準備期間も必要なく、忙しいシングルマザーでも自分の時間を尊重しながら始めることができます。
インターネットを経由して仕事をする際には、何より安全性を確認することが必要。
手軽に利用できるシステムだからこそ、サイトの信頼性や口コミをチェックすることが大切です。
筆者のように、ポイントサイトなどのお小遣い稼ぎから始めて経験値を積み、専業の在宅ワーカーになることも不可能ではありません。
ぜひあなたのライフスタイルに合うダブルワークを見つけて、収入アップへとつなげて下さいね。
