バツイチの未婚の母として出産、37歳でシングルマザーになったnaokoです。
私は、25歳の時に最初の結婚をしました。
彼は大学のサークルの先輩で、優しく温厚な性格に惹かれて付き合い出したのです。
私たちはまだ若かったけれど、将来は結婚できたらいいなと思って付き合っていました。
その後、私は大学を卒業し地元へUターン就職。
なんと、東京出身の彼もついて来てくれることになり、3年後に私の地元で結婚式を挙げました。
結婚して数年後には家も建て、順風満帆のように見えた結婚生活でしたが、10年後、私たちは離婚することになったのです。
その理由は、セックスレスでした。
この記事では、セックスレスが原因で離婚した私の心理を紹介します。
惰性の結婚生活、次第にセックスレスへ
私が大学生だった19歳の頃、大学のサークルで一緒だった彼は3つ年上の先輩でした。
大学4年生の彼はすでに就職活動をしていましたが、彼自身の好む就職先がなかったため、就職が決まらないまま卒業。
とりあえず彼はアルバイトをしながら夢を叶えるために勉強を続けていました。
語学が好きだった彼は、翻訳業に就きたかったのです。
当時まだ大学2年生だった私も、彼の夢を応援していました。
就職で変化した彼への想い
数年後、私も大学を卒業。
私は公務員試験に合格し、地元での就職を決めました。
そして、東京からUターンし、先に地元での生活を始めました。
彼とは遠距離恋愛になってしまいましたが、半年後には東京から私の地元に引っ越してくると約束していたので、不安はありませんでした。
ただ、就職して職場のいろいろな男性を見ているうち、恋愛の価値観が少しずつ変わってくるのを感じていました。
バリバリ働く周りの男性たちに比べ、夢を追ってアルバイトをしている彼を、どこか頼りなく感じてしまったのです。
迷いながらも結婚へ
私が就職して半年後、彼が東京から私の地元へ移住してきました。
まだ翻訳業の夢は諦めきれていないようでしたが、地元での仕事もみつけ、同棲生活がスタート。
そして、私が25歳の時、結婚することになりました。
正直に言うと、その時すでに私のなかでものすごく彼が好きだったかというと、やや惰性だったような気がします。
ですが、19歳から交際を始め、温厚で優しく、私の両親にも気に入られ、わざわざ東京から移住してきた彼なのですから、結婚して当然だと思っていました。
ただ、今だから思うことですが、一番大切な「彼のことが好き」という気持ちは、当時すでにもう薄れていたような気がします。
そしてその気持ちは結婚後、夫婦生活にも現れるようになりました。
彼から求められても、私の気がのらないのです。
夫婦生活は少しずつ回数が減り、私が30歳になるくらいの頃には、完全にセックスレスになっていました。
彼は優しい人だったので、無理にどうこうということもなくそのまま時が過ぎていきました。
友人の出産を喜べない日々
30代前半にもなると、まわりの友人たちは続々と出産し、ママになっていきますよね。
もちろん結婚していない友人もいましたが、結婚しているのに子どもがいない夫婦は私たちくらいでした。
当時は「子どもが産まれました!」と書かれた年賀状をみるたび、暗い気分になってしまったものです。
彼や私の両親からも、
「子どもはまだなの?」
このように聞かれるようになり、
「何か病気でもあるの?」
さらにはこのように問い詰められるようになりました。
「実はセックスレスなんだ…」
なんて両親に言えるわけもなく、なんとか話を逸らす日々が続きました。
そんなこともあって、親と会ったり話したりすることさえも億劫に感じるほどでした。
私も彼も仕事が忙しかったので、子どもがいないこと、私たちがセックスレスになっていることに対し、見て見ぬふりというか…蓋をしてきたような状態でした。
ですが、さすがに私も「このままでいいのだろうか?」「これは幸せと言えるのだろうか?」と悩むようになったのです。
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セックスレスは嫌だ!やっぱり子供がほしい!
モヤモヤした想いを抱えながらも、日々の生活は続きました。
私の中で彼は一番身近で大切な人ではあったけれど、「男」としてというより「血のつながった家族」のようになっていました。
もしすでに私たちの間に子供がいたのなら、全く問題はなかったでしょう。
ただ、今後の長い人生を考えると
「こんな惰性のような気持ちで二人きりで生活していくのはやっぱり耐えられない」
と考えるようになりました。
私は35歳になり、子どもを産むリミットも近づいてきているにも関わらず、相変わらずセックスレスの状態が続いていました。
「やっぱり、子供が欲しい」
ついに、わたしの中で結論がでました。
彼には本当に申し訳なく思いましたが、
- 子どもが欲しいこと
- セックスレスの状態がいいとは思えないこと
- とはいえ、今さら普通の男女のような関係にはなれないこと
このような正直な気持ちを伝え、数ヶ月の話し合いの結果、私たちは離婚しました。
離婚後、37歳で未婚の母に
離婚後、私はどこかすがすがしい気持ちでした。
ですが、もう36歳になっていて、出産を焦る気持ちがありました。
そんな時、ある男性から言い寄られて付き合うことになり、あっという間に妊娠…。
離婚して1年後のことでした。
正直、この男性と結婚したい気持ちはありませんでしたが、
「子どもは欲しい。出産はしたい」
「今、もし産まなければ、年齢的に一生産めないかもしれない…」
出産に対しては諦めたくない気持ちが強くありました。
相手の男性に妊娠を告げると「時期尚早だよね」と一言。
付き合いだした当初は「結婚しようね」などと言っていたくせに…と心底がっかりし、こんな男とは結婚してもしょうがないとこちらから見切りをつけ、一人で出産することにしたのです。
そして、37歳で未婚の母となったのです。
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まとめ
私の人生は、どなたにでもおすすめできるような人生ではありませんし、周囲からみると「なんだか散々だね」と思われるような人生かもしれません。
でも「子供が欲しい」と思って離婚したのですから、出産した時は本当に嬉しかったです。
そして一児の母となった今、離婚をしたこと・勇気をもって未婚の母という選択肢をしたことは、決して間違いではなかったと思っています。
さらにその後、今の夫となる男性と出会ったことで子連れ再婚もできて、今はとても幸せに暮らしているのですから…。
*恋愛・再婚体験談は下記からどうぞ
» SNSでの出会いがきっかけで再婚!37歳シングルマザーの恋愛
私の考えですが、一緒にいてもしょうがないような男性とダラダラ一緒に暮らして苦労をするより、子供のために苦労するほうがいいです。
日々の暮らしでつい忘れてしまいがちですが、子供がいるからこそ頑張れることや、感じることのできる喜びはたくさんあります。
セックスレス=離婚したほうがいい、とは決しておすすめしませんが、あなたが考えているほど「離婚すること」や「未婚の母になること」も悪くないものです。
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