皆さん、こんにちは。
フィリピンに海外移住中のシングルマザー”Sherly”です。
最近、子供の虐待や育児ノイローゼという言葉をニュースでもよく耳にするようになりました。
もちろん母親にとって子どもは可愛いものですが、育児や仕事・家事などに追われると、どうしてもイライラしてししまうものです。
最近では、夫婦は家事・育児を分担するなんて言われてもいますが、しかしそれも家庭によって様々ですよね。未だに「ワンオペーレーション育児」をされている主婦の方もたくさんいらっしゃるでしょう。
特にシングルマザーの場合、仕事や家事に育児…と全てひとりで賄わなければなりません。
私はフィリピンに住んでいて、実家にも協力を得られない環境で育児をしています。
今回は、子育てをする母子家庭のお母さんがストレスを感じてしまう原因と解消法を紹介します。
子育てのストレスの原因
まず、子育てにおいてストレスや不安を感じてしまう原因として以下の理由があげられます。
- 思い通りにいかない・心に余裕がない
- 固定概念にとらわれてしまう
- 他の子どもと比べてしまう
- 育児書に頼りきってしまう
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
1. 思い通りにいかない・心に余裕がない
まず、子育中のストレスを感じる大きな原因が「思い通りにならない」ことです。
初めての子育てで、わからないことばかりでしょう。
私は子どもを産むまではこんな想像を膨らませていました。
「化粧をして、子供を連れてお買い物や公園に出かけて…♪」
ですが実際に出産してみると、2時間おきの授乳・細切れ睡眠・夜泣き・トイレに行きたくてもいけないなど、思い通りにいかないことだらけでした。
離乳食もせっかく時間をかけて作ったのに食べてくれないことも多く、試行錯誤しました。
時間に追われて、物事が思い通りに進まないとどうしてもイライラしてしまいますよね。
「あれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけない…!」
こう思うと余計に焦ってしまいます。
そんな時の対処法として、私は自分のできる範囲で優先順位をつけて行動するようにしています。
子育てをしていると子ども中心の生活になってしまい、自分の時間を十分に持つことができません。
「どうせ散らかるのだから、片付けは最後にまとめてする」
「どうしても疲れている時は出来合いの料理で済ませる」
こんなふうに、手を抜けるところは手を抜くと気持ちに余裕が持てますよ。
心に余裕がないときは、”自分を許して余裕をつくる”という方法で息抜きをしています。
2. 固定概念にとらわれてしまう
次は「固定概念」です。
「子どもは絶対こうでなければいけない」
「親はこうでなければいけない」
こんな固定概念にとらわれていてはいけません。
毎日決まった時間に三食食べさせ、お風呂・オムツ替え・寝かせつけをしている友人がいました。
そんな友人は「少しでも時間や予定がずれるとイライラする」と言っていたのを覚えています。
大人ですら毎日決まった時間にトイレに行くことすら難しいのに、何もわからない子どもにそれはできるわけがありませんよね。
私は比較的大雑把な性格で、夜ご飯もお風呂も入らずに子供が寝てしまった場合はそのまま寝かせます。
一日ぐらいお風呂に入らなくても死ぬことはありません。
また、日本では1歳半ぐらいで卒乳をしますよね。
しかしフィリピンでは10歳ぐらいの子供でも、まだ哺乳瓶でミルクを飲んでいます。
育児に正解はありません。
世界に目を向ければ色々な子育ての仕方があります。
こうしなきゃいけない、という固定概念は自分の首を締めるだけなので捨てましょう。
3. 他の子どもと比べてしまう
他の子どもといつも比べてしまう…というお母さんはいませんか?
保育園や幼稚園・児童館・近所の公園など、子どもが成長するにつれ同じ年齢の子どもたちと接する機会が増えていきます。
子どものうちは、身体や言語能力に個人差が出やすいですよね。
「あの子はもう歩いているのに、うちの子はまだ歩けない…」
「あの子は喋っているのに、うちの子は言葉を覚えない…」
このように無意識のうちに、自分の子どもと他の子どもを比べてしまっていませんか?
喋りだしや歩き出し・トイレトレーニングなど、子どもには個人差があります。
それを焦って強要するのではなく、子どもの成長はゆっくり見守りましょう。
「なんでできないの!」
こんなふうに怒ったり焦ってしまっては、子供が「自分は何もできないんだ」と自己否定する原因になってしまいますよ。
子どもには個人差があることを念頭においておけば、少しは余裕が持てますよね。
私は「どうせ成長したら嫌でもできるようになる」と全く気になりませんでした。
「よそはよそ、うちはうち」
この言葉は、ここで使いましょう。
4. 育児書に頼りきってしまう
最後は「育児書に頼りきってしまう」です。
書店へ足を運ぶと、育児書のコーナーにはたくさんの育児本が並べられています。
”頭の良い子の育て方” このような本も売られていますよね。
私が産院から渡された育児書には、
赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごします
こう書かれていました。
ですが、そんなわけはありませんよね。笑
育児書の通りには子どもは育ちません。
完全に育児書に頼り切ってしまったり、育児書にかかれていることを鵜呑みにしてしまうと、思い通りにいかなかったときにストレスを感じてしまうでしょう。
育児書は「参考までに」という意識で読むようにすることをおすすめします。
スポンサーリンク
子育てイライラ解消法
ここまで、子育てにおけるストレスを感じてしまう原因を紹介しました。
ここからは、私がこれまでに試した「育児ストレス解消方法」を紹介します。
- 泣く
- 一人になる
- 趣味をみつける
- 大声をだす
- 美味しいものをお腹いっぱい食べる
ひとつずつ紹介していきます。
1. 泣く
泣くとスッキリするというのはあながち間違ってないように思います。
少し前に「涙活」という言葉が流行りましたよね。
涙を流すことは、身体を落ち着かせてリラックス効果を生みます。
たまには子どもと一緒に大泣きしてみるのもいいかもしれませんね。
2. 一人になる
子どもが寝た後にベランダに出て夜風に当たったり、近所を歩き回っていました。
夜だと街も静かで、心がかなり落ち着きます。
また、子供が泣きやまないとどうしてもイライラしてきますよね。
そんなとき、少しの間トイレに閉じこもって一人になったことがあります。
イライラしてる精神状態のまま子どもに接してもお互いに良くないので、一人になり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから子どもと接するようにしています。
3. 趣味をみつける
私は体を動かすことが趣味だったので、週に1度は実家に子供を預けてジムへ行っていました。
音楽を聞くのも良いですし、読書や料理…なんでもいいんです。
あなたが没頭できることがなにかあれば、少しの間でも育児のストレスから心が解放されますよ。
4. 大声をだす
少し前に話題になった「大声健康法」
私は近くに叫べる場所がなかったので、近所迷惑にならないように、枕に顔を押し付けて大声をあげて叫んでいました。笑
これが案外スッキリするんですよ。
カラオケにいけるのであれば、大声で歌って発散するのもいいですよね。
大声を出すのが難しい場合は、本などを朗読する「朗読法」もおすすめです。
5. 美味しいものをお腹いっぱい食べる
育児のストレス解消法の最後に紹介するのは「美味しいものをお腹いっぱい食べること」です。
特に女性は、美味しいものを食べることがストレス解消になることが証明されています。
しかし、食べ過ぎは注意が必要です。
私は5キロも太ってしまいました。笑
体に良いものや、少量で満腹感を得られるものでストレスを解消しましょう。


まとめ
ここまで育児のストレス解消方法を紹介しましたが、やはり一番の解消方法は「あなただけの自分の時間」をもつことだと思います。
日本では、自分の子どもは自分で面倒をみるのが当たり前のように言われてますが、フィリピンでは生活に余裕のある家庭ではベビーシッターを雇うのが一般的です。
日本では子どもをベビーシッターに任せて出かけようもんなら、大批判をくらいそうですよね。
しかし、ストレスで子どもに手をあげてしまったり、育児ノイローゼになってしまってからでは遅いのです。
日本ではまだ、ベビーシッターは一般的ではありませんが、保育園などでも一時保育として時間を決めて預かってくれるところもあります。
こういったサービスをうまく活用してみてもいいかもしれませんね。
1時間2,190円〜!
そして、子育てにおいてストレスを抱えているのは「決して自分だけじゃない」と理解することです。
あなたのお母さんだって、一見キラキラしているようにみえるあのお母さんだって、みんな、初めての子育てでわからないことや不安をくぐり抜けてきました。
うまくいく育児なんてありません。
みんな母親初心者なんですから。大丈夫です。
どうしてもしんどい時は誰かに頼りましょうね。
いずれあなたの子供が大きくなったとき「こんなこともあったなあ」と、懐かしく思える日がくるはずです。
自分の元に生まれてきてくれた子どもと一緒に、お母さんも成長していきましょう。