【返済不要の奨学金も】母子家庭が優遇される給付型・貸与型奨学金まとめ

【返済不要の奨学金も】母子家庭が優遇される給付型・貸与型奨学金まとめ

母子家庭で一番の悩みと言えば「子供の教育費」ですよね。

高校・大学で必要になるまとまったお金。

母子家庭でなくても奨学金を利用する家庭は多く、母子家庭の環境ならなおさら学費のようなまとまったお金を準備するのは難しいですよね。

この記事では、母子家庭ママが知っておきたい奨学金についてまとめています。

  1. 返済が不要・もしくは不要のケースも多い【給付型の奨学金
  2. 母子家庭が優遇される【貸与型の奨学金

給付型・貸与型とわけてまとめていますので、是非参考になさってくださいね。

返済不要【給付型の奨学金】

夢を応援基金「ひとり親家庭支援奨学金制度」

返済不要・他の奨学金との併用も可能な奨学金制度です。

奨学金月額3万円
※ 返還不要・他の奨学金との併用可
対象中学校3年生/高等学校生徒/高等専門学校生徒に在籍する生徒 等
応募資格 条件全てに当てはまる人
※ 1人あたりの収入平均額が90万円以上の場合は応募できません

  1. ひとり親世帯(母子家庭等)であり就学に関して経済的に困難な生徒
  2. 夢を実現するための意欲があり、社会貢献への積極的な姿勢のある品行方正な生徒
  3. 全国母子寡婦福祉団体協議会の加盟団体の会員、又は入会を希望する方
  4. 会員登録している団体、及び入会を希望する団体代表者の推薦を受けることができる生徒
  5. 前年の学校出席率が80%以上 ※怪我、病気など正当な理由がある場合を除く
  6. 1世帯1名の申請(兄弟姉妹による複数の申請があった場合は年少者)
申請必要書類
  • 応募用紙(全国母子寡婦福祉団体協議会から取得します)
  • 収入に関する証明書
  • 在学証明書 等
申請方法会員登録している団体代表者の選考を受けた後、団体を通じて推薦されます。
問い合わせ先(一財)全国母子寡婦福祉団体協議会
夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』

給付奨学金

給付奨学金には「貸与型」もありますが、ここでは「給付型」の奨学金をご紹介します。

奨学金50万円以内
※ 詳細は最寄りの支部で確認してください
公益財団法人 日本教育公務員弘済会
対象 学資金の支払いが特に困難である学生で以下の要件を満たすもの

  • 高等学校等に在学していて就学意欲があること
  • 学校に入学を許可され入学手続きを終えたもの
申請必要書類 ※ 支部によって違いがありますが、主に下記が申請に必要です。

  • 連帯保証人の収入に関する証明書(源泉徴収票のコピー等)
  • 在学証明書(学生証等)
  • 学校長の推薦状 等
申請方法
  1. 奨学生志望者は、在学する学校の長の推薦を受けてください
  2. 必要な書類を支部の奨学金担当窓口に提出して申請します
問い合わせ先公益財団法人 日本教育公務員弘済会
貸与奨学金・給付奨学金事業

職種養成大学奨学金

卒業後、指定された場所に勤務する事で奨学金の一部もしくは全額免除される奨学金制度です。
対象者等はそれぞれ違いますが、看護学校等もありますので志望校から調べてみることをおすすめします。

奨学金医学部の場合:年額90万円
薬学部薬学科の場合:年額80万円 等
応募資格 ※ 参考例 慶応義塾大学の場合
慶應義塾大学「学問のすゝめ奨学金

  • 保護者の年収が1000万円未満であること
  • 高校から推薦を得ている事

母子家庭優遇【貸与型の奨学金】

奨学金 第一種(無利息)

奨学金月額
※ 3万円を選択する事も可

■ 国・公立の場合
・自宅から通学の場合:4万5000円
・自宅外からの通学の場合:5万1000円

■ 私立の場合
・自宅から通学の場合:5万4000円
・自宅外からの通学の場合:6万4000円

利息無利息
返還方法
  • 口座による返還
  • 割賦方法
  • 返還方式 等

<返還方式とは>
定額返還方式、又は所得連動返還方式のどちらかを選択
■ 定額返還方式
月々の返還額が定額で返還する制度
■ 所得連動返還方式
前年の所得に応じてその年の毎月の返還額が決定する連動型
※毎年の所得に応じて返還月額が変わるので、返還期間(回数)は定まりません

対象 国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校に在学する生徒
選考 主に2つの基準による審査によります

  1. 学力基準⇛特に優れた生徒
    ※ 大学進学希望の場合なら高等学校の1年から申込までの成績の平均値が3.5以上必要
  2. 家計基準⇛経済的理由により著しく修学困難な人等
    ※ 世帯人数が3人の場合は目安として給与所得者(上限)657万円
申請必要書類
  • スカラネット申込用紙
    ※ スカラネットとは、日本学生支援機構の奨学金におけるネットサイト名
  • 確認書兼個人情報の取り扱いに関する同意書
  • 保護者の所得証明書類
  • 特別控除に関する証明書類(該当者のみ提出が必要)
  • 申込時に発行されるスカラネットのユーザIDとパスワード

※ この他に年金や生活保護受給中の方、児童手当等を受けている方
決定通知書など、控除の内容が分かる書類も提出します

問い合わせ先 独立行政法人 日本学生支援機構
JASSO奨学金 第一種(無利息)

奨学金 第二種(有利息)

奨学金3万・5万・8万・10万・12万円のいずれか
利息年3%を上限とする利息。ただし在学中は無利息
返還方法第一種と同じ
対象 国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生
選考第一種より比較的ゆるやかな基準によって選考なので、比較的受かりやすい
申請必要書類第一種と同じ
問い合わせ先 独立行政法人 日本学生支援機構
JASSO奨学金 第二種(無利息)

教育一般貸付(国の教育ローン)

奨学金子供1人につき350万円以内
※ ただし外国の短大・大学・大学院に6ヶ月以上在籍する場合は、450万円以内
利息 父子・母子家庭の場合
固定金利・保証料別:年1.36%(※平成30年度現在)
18年以内
返還方法
  • 元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定(元利均等返済)
    ※ ボーナス月(年2回)の増額返済も可能(最大で融資額の1/2まで)
  • 在学期間中は、利息のみの支払いが可能
対象 融資の対象の学校に入学・在学される学生の保護者(主に生計を維持されている方)
世帯年収(所得)の上限額■ 子供1人の場合
世帯年収790万円(所得590万円)
■ 子供2人の場合
世帯年収890万円(所得680万円) 等

※ 以下の要件を1つでも満たす場合は、上限が拡大990万円(770万円)まで

  1. 勤続(営業)年数が3年未満
  2. 居住年数が1年未満
  3. 世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)
  4. 借入申込人又はその配偶者が単身赴任
  5. 今回のご融資が海外留学資金
  6. 借入申込人の年収(所得)に占める借入金返済の負担率が30%超
  7. ご親族に「要介護(要支援)認定」を受けている方がいてその介護費用を負担している場合
  8. 大規模な災害により被災された方
申請必要書類
  • 借入申込書(※教育ローンコールセンターへ請求します)
  • 運転免許証、又はパスポート(運転免許証のコピーの場合は裏面も)
  • 住民票の写し、又は住民票記載事項証明書(世帯全員・続柄必要)
  • 預金通帳(最近6ヶ月分以上)
    ※ 住宅ローン(家賃)と公共料金の両方の支払い状況を確認できるもの
  • 源泉徴収票、又は確定申告書(控)
    ※ 連帯保証人による保証をご希望の場合は、予定連帯保証人の方の源泉徴収票、又は確定申告書も必要
申込み内容別必要書類■ 入学資金(入学金や受験費用など入学時の費用)」の場合
合格を確認できる書類(合格通知書・入学許可書 等)

■ 在宅資金の場合
・在学を確認できる書類(学生証・在学証明書 等)
・使いみちを確認できる書類(学校案内・授業料納付通知書 等)

■ 世帯年収(所得)の上限額緩和を希望する場合

■ 世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)の場合
・自宅外通学先の教育施設の合格、又は在学が確認できる書類(学生証等)
・自宅外通学が確認できる書類(住民票・賃借予定の物件明細等)

■ 借入申込人、又はその配偶者が単身赴任の場合
・単身赴任が確認できる書類(単身先の住民票の写し等)

■ 大規模な災害により被災された方にあてはまる場合
・り災証明書等(被災証明書等 ※原本)

問い合わせ先JFC 日本政策金融公庫
教育一般貸付

読売育英奨学生(新聞奨学生)

在学中、新聞配達業務を行う代わりに、新聞社が学費の一部・もしくは全額を肩代わりしてくれる奨学金制度です。
色々な新聞社で奨学制度を行っており、内容は様々です。

注意
新聞奨学生全般で言えることですが、毎月お給料が支給されたり、寮の提供があったり、光熱費の一部負担をしてくれる等の金銭的なメリットがある反面、夕刊配達の都合では午後の講義に出れなかったり、肉体的・精神的に厳しい面もあります。
その点を踏まえた上で、応募を決定されるのをおすすめします。
ある新聞奨学生の死「週刊金曜日」
奨学金 入学金・授業料・施設費・諸経費など学費を奨学会が全額立て替え支払い。
限度額は、学校の年制・コースによって奨学金(学費の返済免除)によって定められています。

例:
Aコース 業務時間1日平均6時間の場合
1年制 – 130万円
2年生 – 260万円
3年生 – 390万円
4年生 – 520万円

※ 奨学金免除と別に、毎月の給与有り
給与:月額16万9440円 ※前後有り
賞与:年2回5万円以上 ※前後有り

その他の待遇毎月の給料や年2回の賞与、完全個室の無料のアパート・光熱費の一部負担等、様々な待遇を用意。
卒業時には祝い金等も贈呈されます。
対象 新聞の朝・夕刊配達、集金、チラシの折り込みなどの業務に就きながら、大学・専門学校などに通う学生
応募手続きの流れ 志望校が決定したら、すぐに応募します。

  1. 資料請求
  2. 説明会参加・面接
  3. 奨学会入会申込書提出
  4. 入会内定 ※ 奨学会から書類が届きます
  5. 奨学会に健康診断書を提出
  6. 学校へ願書を提出(学生本人)
  7. 学校合否結果を奨学会に連絡
  8. 入学校決定 ※ 複数校合格した場合は、入学する学校等速やかに連絡
問い合わせ先 読売育英奨学会
読売育英奨学生

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

修学資金

貸付対象者
  • 母子家庭の母又は父子家庭の父が扶養する児童
  • 父母のない児童
  • 寡婦が扶養する児童
貸付理由 高等学校・大学・専門学校又は専修学校に就学する際の授業料や書籍代等に必要な資金
貸付限度額 私立の自宅外通学の場合の限度額を参考例にすると…

  • 高校、専修学校(高等課程) 月額5万2500円
  • 高等専門学校 月額[1~3年]52,500円 [4~5年]9万円
  • 短期大学、専修学校(専門課程) 月額90,000円
  • 大学 月額9万6000円
  • 専修学校(一般課程) 月額4万8000円

※ 大学院は国公立・私立、自宅・自宅外の区別はありません
※ 高等学校・高等専門学校及び専修学校に就学する児童が、18歳に達して最初の3月31日が過ぎて、児童扶養手当等の給付を受けることができなくなった場合、上記の額に児童扶養手当の額を加算した額になります。

貸付期間 就学期間中
据置期間 当該学校卒業後6ヶ月
償還期限 20年以内
※ 専修学校(一 般課程) 5年以内
利率 無利子
※ 親に貸付ける場合:児童を連帯借受人とする ※連帯保証人は不要
※ 児童に貸付する場合:親等を連帯保証人とする
問い合わせ先 内閣府男女共同参画局
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

就学支度資金

貸付対象者
  • 母子家庭の母又は父子家庭の父が扶養する児童
  • 父母のいない児童
  • 寡婦が扶養する子
貸付理由 就学・修業するために必要な被服等の購入に必要な資金
貸付限度額 小学校:4万600円
中学校:4万7400円
国公立高校等:16万円
修業施設:10万円
私立高校等:42万円
国公立大学・短大・大学院等:38万円
私立大学・短大・大学院等:59万円
据置期間 6ヶ月
償還期限 就学20年以内
修業5年以内
利率 無利子
※ 親に貸付ける場合:児童を連帯借受人とする ※連帯保証人は不要
※ 児童に貸付ける場合:親等を連帯保証人とする
問い合わせ先 内閣府男女共同参画局
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

まとめ

貸与型の奨学金制度は、母子家庭等が優遇されるケースが多く、給付型では全額免除されることもあります。

上記で紹介したとおり、様々な奨学金制度がありますので、じっくり比較しながらあなたのケースに合った奨学金制度を見つけてください。

どの奨学金制度も定員があり、応募締め切りが早いものが多いので、早めに問い合わせされることをおすすめします。