生き人が多様化していく中で、シングルマザーとして生きている人も少なくありません。
離婚をしてシングルマザーになることを選んだ人もいれば、未婚のままシングルマザーになったという人もいるでしょう。もちろん、死別などでシングルマザーになってしまったという人も。
ちなみに、私の場合は「未婚」のシングルマザーです。
シングルマザーであることは悪いことばかりではないですが、時に「他人を羨んでしまう」そんなことありますよね。
そしてそんなことを思う自分を自己嫌悪したり…こういったモヤモヤする気持ちに悩んでいる人も少なくありません。
ここでは、シングルマザーが「他の家庭を羨ましいと思ってしまう心理とその対処法」について紹介していきます。
なぜ人を羨んでしまうの?
そもそもですが、もともと人というのは他人を羨ましいと思ってしまう生き物です。
誰にでもそういった一面はあるのですが、シングルマザーの人だとこの「人を羨やんでしまう気持ち」顕著に表れてくる傾向にあります。
例えば、シングルマザーの人であれば、
「旦那さんのいる人はいいな、経済的に余裕があって」
「旦那さんのいる人はいざというときに頼れるからいいな」
「パパがいれば子どもも寂しくないからいいな」
「夫婦で仲がよさそうでいいな」
こういった思いを抱いたことのある人も多いでしょう。
では、なぜ母子家庭の人はこのように他の家族の環境を羨んでしまうのでしょうか?
シングルマザーが人を羨む心理
シングルマザーの場合、一般的な家庭のあり方というものにどうしてもこだわってしまう人が多くみられます。
「一般的な家庭を思い浮かべてください」と言われたときに、夫婦がいて子どもがいて…という家族構成を思い浮かべる人も多いでしょう。
シングルマザーというのは、こういった一般的な家庭のあり方から「自分は外れてしまっている」とどこかで卑屈に考えてしまいがちなんです。
実際にはシングルマザーの人はかなり増えていて、同じ環境の人は沢山いるのに「自分がイレギュラーな存在」だと思い込んでしまうのです。
シングルマザーである自分は一般的な家庭のあり方からは外れてしまっている…と気分が沈んだり、何か問題が起きる度にこういったマイナス思考になってしまいます。
「一般的な家庭だったら解決している」という強く思い込んでしまうのですね。
そして、
「一般的な家庭=幸せ」「シングルマザー=不幸」
という公式を自ら作り出してしまい、他人を羨んでしまうようになるのです。

スポンサーリンク
人を羨んでしまうときの2つの対処法
前述した通り、シングルマザーが他人を羨んでしまうのは「一般的な家庭=幸せ」「シングルマザー=不幸」という思い込みがあるからです。
まずは、この思い込みをなくしていくようにしましょう。
幸せな環境に感謝しよう
夫婦がいて、子どもがいるという一般的な家庭であっても、幸せとは限りません。
仮面夫婦で家庭内は冷え切っているということもあるでしょうし、夫婦仲が悪く喧嘩が絶えないということもあるかもしれません。
そういった夫婦関係が子どもに悪影響を及ぼすということはよくあるものです。
夫婦仲は悪くなくとも、共働きで子どもとの時間をまったく確保できない家庭もあるでしょう。
基本的に一般的な家庭でも何かしらの問題を抱えているところがほとんどです。
シングルマザーが思っているほど、特別に幸せなわけでもありません。
表面上は幸せそうにみえる家族でも、実は夫が浮気している、子供が病気になった…など、重大な問題を抱えている人のことを想像してみてください。
「うちの子は健康で幸せ」
「親子で過ごす時間が沢山とれて幸せ」
「仕事があって幸せ」
私はこんな風によく考えています。
きっと「自分はシングルマザーでも恵まれている」と感じるポイントは、あなたにも沢山あるはずです。


自信をつけよう
また、自分自身を認めてあげて自信をつけるというのもひとつの対処法です。
自分に自信が持てないと卑屈な考えになりやすく、自分の以外のすべての他人が羨ましく思えてしまうものです。
自分に自信が持てるようになると、周りのことも気にならなくなります。
今の自分を受け入れて、認めてあげて、少しずつでいいので自信をつけるようにしましょう。
「仕事を頑張った自分を褒めてあげる」
「1週間、休まずにお弁当がつくれたら自分にご褒美をあげる」
といった簡単なことでOKです。
クリアできそうな目標を設定して、それを達成できたら自分を褒めてあげることを続けていきましょう。
仕事や知識など、スキルアップしよう
シングルマザーの人の中には、周りから見ても十分に頑張っているのに「本人自身がそれを認められない」というケースが少なくありません。
そんな方は、公的に証明される資格をとるなど”結果”が残るようなことに挑戦してみることもおすすめですよ。
資格をとることによって収入を増やすことに成功すれば、経済的な自信にも繋がります。
また重大な仕事を任されるようになれば、他人のことを考える暇もないほど忙しくなって毎日が充実するでしょう。

婚活しよう
精神的にも金銭的にも、
「たったひとりだけでも、どんなときもあなたの味方になってくれる」
「あなたのことを理解して認めてくれる」
「辛いときにも側にいてくれる」
こんな男性がいたら、他人を羨む気持ちなんてなくなってしまうと思いませんか?
誰かに愛されている・必要とされていることで、女性としても自信もつきますよね。
「どうせ子持ちのバツイチに出会いなんてないでしょ…」
シングルマザーはこのように考えてしまいがちですが、彼氏はもちろんのこと、再婚して幸せを手に入れているシングルマザーって実はとても多いんです。
出会いがなく、お金がないシングルマザーでも使える「無料の婚活アプリ」もありますし、費用はかかりますが、月に1万円くらい余裕があるなら「結婚紹介所」を利用するのもおすすめです。
当ブログでもたくさんの再婚体験談を掲載していますが、シングルマザーって結構モテるんですよ。


最後に
自己嫌悪に陥ってしまった時は「隣の芝生は青く見える」という言葉を思い出しましょう。
こういう言葉が存在しているということは、その昔から人は他人を羨ましく感じていたのです。
人を羨んでしまう心理は人の感情上自然なものですので、自己嫌悪する必要はありません。
そこは気にせず、安心して受け止めてくださいね。
また、自分が誰かを羨ましいと思ってしまうのと同じように、あなたも誰かから羨ましいと思われているかもしれない…そう考えると「こう考えてしまうのは自分だけではない」と少し気が楽になりますよ。
2つの対処法を紹介しましたが、他人を羨む気持ちをなくすには「どうせ私はシングルマザーだから…」という理由をつけるのをまずやめること。そして自分の幸せな環境に感謝することです。
堂々とシングルマザーとしての人生を謳歌していきたいですね。