シンママのわたし自身が「未経験」の状態からはじめて、今年で通算13年間食べていけているという計算になる「WEB業界」
未経験からはじめられ、一生職に困らない職業としてシンママにおすすめしています。
シンママにWEB業界で働くことをおすすめしている理由は、
上記の関連記事でも詳しく説明していますが、
- キャリアアップが簡単にできる
- 業界全体が活気づいている
- 在宅ワークやパラレルワーク可の求人が多い
- 独立できる
要は「一生仕事に困らない」ということ。
WEB業界の仕事は「ずっと続けられて、努力次第でお給料もあげやすいく、スキルも知識も身につけやすい」からなんですね。
また、資格が必要ないので「未経験」でも働くことができるんです。
求人が多い = 人手不足
常に求人が多い業界なので、シンママでも仕事を見つけやすい点もおすすめポイント。
そんなWEB業界で働くきっかけとして、一番仕事がみつけやすいのが「ウェブデザイナー」という職業です。
この記事では、WEB業界13年の管理人が「ウェブデザイナー適性6つのポイント」を取り上げてみました。
ウェブデザイナーを目指すシンママはぜひチェックしてみてくださいね。
ウェブデザイナーという仕事
ウェブデザイナーという職業に興味があるあなたは
「ウェブデザイナーってなんか響きが格好いいよね!」
「座りのパソコン仕事ってなんだか楽そう!」
こんな風にイメージしていませんか?
また、ウェブデザイナーに興味はあるけど、
「わたしはデザインのセンスがないし・・・」
「芸術系の学校も出てないし、絵も描けないし・・・」
と考えている人も多いと思います。
これらは実は全て逆なんです。
「華やかではく、かなり地味な仕事」
「デザインセンスや芸術センスも、高い画力も要らない」
これがウェブデザイナーという仕事の実態です。
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ウェブデザイナーに向いている?適正診断
1. 観察力が鋭い人
ウェブデザイナーの適正その1は「観察力が鋭い人」
デザイン力や画力は必要ないと前述しましたが、実はウェブサイトを作ることに「独創性」や「芸術性」は要らないんです。
むしろそういった「独創性」や「芸術性」を持つ人は「デザイナー」には向いていません。
ウェブサイトをつくる一番の目的は「自己表現のため」ではなく「ユーザーに見てもらう・情報を読んでもらうこと」ですよね?
芸術性が高く万人受けしないウェブサイトは一部の人にしか支持されません。
つまりウェブデザイナーに必要なのは「観察力」なんです。
「どうやったら読まれるウェブサイトになるのか?」
「どの配色が見やすいのか?」
丸々コピーするのはタブーですが「売れているサイト」や「人気のあるサイト」を観察し、それをウェブデザインへうまく取り入れられる人こそがウェブデザイナーに向いているんです。
自分の感性を押し出さず、客観的に取捨選択を判断できる人でなくてはならないんですね。
2. 細かい作業が好きな人
ウェブデザインには1px単位での細かさが求められます。
「1pxズレているくらいいっか・・・」
という人はウェブデザイナーには向いていないんです。
これを神経質と捉えるかどうかはその人の性格次第とはなりますが、プロとしてデザイナーを目指すのであれば「1pxの差なんて・・・神経質だなあ」と思う人は適正ではないと考えたほうがよいでしょう。
3. 慎重な人
要はウェブデザイナーとは神経質で、細かなことが気になる人・気づく人に適正かもしれませんね。
ウェブデザイナーには「慎重な人」が向いています。
ウェブ系の仕事ではファイルをパソコン上やクラウドで管理していきます。
普段から整理しておらず、しかもバックアップを取ってもいなかったら・・・取り返しがつかないという事態も稀に起こるんです。
また「他人のファイルを上書きしてしまって元に戻せない」なんてことも。
ですので、普段から「データを慎重に扱える人・管理できる人」は適正だと言えます。
また、お客さんへデザインをお見せするときに、
「ダブルチェック・トリプルチェックはできているか?」
「見落としや間違いは絶対にないか?」
といった慎重さも必要です。
ウェブデザイナーの商品は「ウェブサイト」ですから、ウェブサイトの記載に間違いがあるというのは信用問題に関わるんですね。
4. 整理整頓できる人
WEB関連の仕事では、ものすごいファイルの数を扱うことになります。
「あれ?どのファイルが最新・・・?」
「あのファイル・・・失くしちゃった・・・?」
という状態では仕事にならないんです。
- ファイルがいつもデスクトップ上に散らばっている
- フォルダを作らず、どこにでもファイルを置いてしまう
5. 人と話すのが苦手な人
ウェブデザイナーはパソコンに向かい、ひたすらウェブサイトをつくるのが仕事です。
稀に技術者としてお客さんとの打ち合わせに同席することもありますが、基本的には社内の「ウェブディレクター」と打ち合わせをするのみで、それ以外はデスクで黙々と作業をすることになります。
あなたが「人と話をするのが苦手で、黙々と作業に没頭できる人」ならウェブデザイナーの適正度は高いです。
逆に「接客大好き」「人と触れ合うのが大好き」という人は、ウェブデザイナーの仕事はストレスを感じてしまうでしょう。
6. IT・ガジェット好き、好奇心旺盛な人
WEB業界というのはものすごいスピードで進化します。
新しい技術や端末が頻繁に登場しますので、日々のアップデートがとても多い業界なんですね。
例えば、わたしがこの業界に入った当時は「スマートフォン」という概念自体がありませんでした。
それが今では(平成29年調査分)スマートフォンの普及率は「携帯電話・PHS」所持者のうち、72%にものぼるとのことです。
* 総務省|インターネットの普及状況より
今ではスマートフォン用のウェブサイトを作成することが当たり前になっていますが、13年前は当たり前ではなかったんです。そもそもスマホがなかったので・・・。
新しい端末が登場して普及する、ということはそれに伴った知識や技術を取得する必要があるということですよね。
端末だけでなく、デザインやSEOと呼ばれる検索エンジン対策のセオリーも時代とともに変化しますし、コーディング技術も頻繁にアップデートされます。
13年前は「ブログ」だって今のように普及していなかったんです。あの頃は「ホームページ」と呼ばれる数ページから数十ページの静的ページの作成が主流でした。
逆に言えば、この業界は新しい技術を先取りできれば「転職」には困りません。
- IT関連のニュースをチェックするのが好き
- ガジェットが大好き

ウェブデザイナーになる方法
ウェブデザイナーの適性診断、いかがだったでしょうか?
当てはまる数が多かった人はウェブデザイナーの適正があると考えてよいと思います。
そんな適正のあったあなたに「ウェブデザイナーになる方法」をここから紹介しますね。
ウェブデザイナーという仕事は未経験でも就職先はたくさんありますが、知識がない状態で入社すると、最初は先輩ウェブデザイナーのアシスタント業務や、問い合わせ対応などの仕事をすることになることが多いと思います。
「ウェブデザイナーとして早く一人前の仕事がしたい」
というあなたは、時間とお金が許すのであれば「WEBデザインの勉強」を今すぐ始めましょう!
ウェブデザイナーになるための勉強方法は3つあります。
- 専門学校/通信で学ぶ
- 職業訓練校で学ぶ
- 独学で学ぶ
専門学校/通信で学ぶ
まず1つめは「専門学校へ通う」もしくは「通信教育」で勉強する方法。
お金も時間もシンママには負担が大きいですが、最初はお金がかかってもこの方法で学ぶのが将来的に一番おすすめです。
後述しますが、実はウェブデザインの勉強って「十分独学で勉強できる」んです。
それでも何故あえて学校に通うことをおすすめするのかと言うと、理由は「同士とメンターができるから」
同じ共通の目標を持つ仲間と情報交換したり、メンターに教えを乞うことは、モチベーションアップに繋がりますし、将来のコネクションに必ず役に立つんです。
わたし自身も学校へ通った口で、学校を卒業して13年経ちますが、未だにパソコン学校時代の仲間や講師と付き合いがあります。
フリーランスですので、仕事がまわってくる・仕事をお願いするのも全てこの仲間内です。
学校に通ったり、同じ目標を持つ同士を見つけることは、技術を学ぶことよりもっと重要なことなんですね。
就職保証や、フリーランス・在宅ワーカーとしての案件獲得を保証してくれるスクールもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

職業訓練校で学ぶ
時間に余裕があるというシンママは、職業訓練校で給付金をもらいながらウェブデザインを学ぶこともできます。
実はわたし、委託されて大阪市の職業訓練校のウェブデザイン講師を7年間やっていた経験があるんです。
ここでいつも感じていたのが「”無料で学べるから”って・・・やる気のない人が多いなあ」ということ。
給付金をもらいたくて「何か勉強しようかな〜」というスタンスで学校に通っている人が一定数以上居て、いつもそれを残念に感じていました。
学校に通わなくてもウェブデザインって、やる気になれば独学でも勉強できるんです。
それを「お金を払ってでも学校に通う(通信教育を受ける)人」とはやはり本気度が全く違いますよね。
この職業訓練校で知り合った生徒さんはほぼWEB業界に就職出来ていない、もしくは就職してもすぐやめて違う仕事をしているという生徒さんが多いです。
特にWEB業界は人のつながりが仕事に直結します。
せっかくの支援制度なのですが、就職や転職・自身のスキルアップを考えたとき、よほど強い意思がある場合以外は「職業訓練校がおすすめ」とは残念ながら思わないのが正直な気持ちです。
独学で学ぶ
前述の通り、ある程度パソコンの基本操作ができる人であればウェブデザインは独学で学べます。
独学の方法は「本屋さんに行って本を数冊購入。あとはひたすら本に従って勉強する」のみ。
このとき購入する本は、
- 技術の辞書系(デザイン系/コーディング系)
- 制作サンプル系
を購入しましょう。
1-1. デザイン(IllustratorとPhotoshopの基礎)
IllustratorとPhotoshopは必須です。一冊理解するまでやり込みましょう。
1-2. コーディング辞書(HTML/CSSタグ辞典)
タグ辞典。一冊はもっておきたいです。
2. コーディング実践書
サンプルに沿ってサイト構築が学べる本。理解するまでやり込みましょう。
だいたい上記3冊の内容をマスターすると、ウェブデザインの基礎は分かると思います。
本に沿って一通り勉強したあとは、オリジナルウェブサイトを「2〜3サイト」企画〜構築まで、自分だけの力で作ってみるんです。
このループを繰り返していると、3サイトつくり終わる頃には完全にウェブサイトの作り方はマスターできているはずです。
というのも、実はこれわたし自身の経験談なんです。
ウェブデザインの勉強をする前のわたしは、なんと「フォルダとファイルの違い」さえ分からなかったんですよ(笑)
なので、恥ずかしながら学校に通っていても全く授業についていけず。
「デザインからコーディングまで、3サイトほど丸々つくってみる」
この独学をコツコツ半年ほど実行したんです。
最初の1サイトは分からないことだらけで・・・もう毎日半泣きで「あーでもないこーでもない(涙)」とネットや書籍で調べまくるんですけど、不思議なことに3サイト目の制作になると不思議とスイスイ作れるようになるんです!
要するにウェブデザインは「受け身」では身につかないということですね。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
ウェブデザイナーの適正に多く当てはまるという人は、ウェブデザイナーに挑戦してみるのも大いにありです。
わたし自身もこの業界でのキャリアスタートは「ウェブデザイナー」からでした。
- パソコンをほとんど触ったことがない
- タイピングはもちろんできない
- フォルダとファイルの違いが分からない
- ファイルを保存するときに何故「名前」をつけなければならないのか分からない
こんなわたしでも半年必死で勉強し、始めて就職してから13年間、シンママになった今でもWEB業界で生き延びています(笑)
今後最低でも数十年は業界は縮小しないでしょう。
なので、ほぼ一生仕事に困らないおすすめの職業だと思っています。
ちなみに「私には、ウェブデザイナーという職業が少しハードルが高いかなあ…」と感じる方は、日本語ができれば誰でもなれる「Webライター」からITの世界で働くことに慣れていかれるのもいいですね。
この記事が、ウェブデザイナーという職業や、IT業界で働くことに興味のあるシングルマザーの皆さんの参考になれば幸いです!

