シングルマザーとして1人で頑張っていると、
「側で支えてくれる人がいたら、どんなに楽だろう…」
このように感じることはありませんか?
経済的にも精神的にも頼りになる人がおらず、子供を育て上げなければならない責任感をひとりで背負っていくことは、時に大変辛く苦しいことですよね。
ですが、
「子持ちのバツイチなんて、将来絶望的だよね…」
「子供と私を心から愛してくれる都合のいい男性なんていないよね…」
一度結婚に失敗していること、さらに子持ちであることで、このように自信をなくしてしまっているシングルマザーも多いのではないでしょうか。
実際に、私も誰かと出会ったり、ましてや付き合うことがあるなんて、もう一生無理なんじゃないかと思っていました。
そんなバツイチ子持ちの私ですが、現在付き合って3年目になる彼氏がいます。
来年あたり同棲しようか、と話が出ているところです。
今回は、バツイチ子持ちでも出会いはあるのか、彼氏はできるのか…私の体験談を紹介します。
シングルマザーでも出会いはあるの?
彼との出会いは「職場」
私は未婚でシングルマザーとなりました。
妊娠した当時は、働いていた職場では産休だけ使わせて頂き、退職してから専業主婦になる予定でいました。
なのに、結局未婚の母となってしまい…
出産後、前の職場に復帰出来ないか相談もしてみたのですが、それも叶わず、保育園の送迎に間に合う時間で働けて、社会保険にもちゃんと加入できる安定した仕事を探しました。
そんな折、母の友人が働いている会社で社員を募集していると声をかけて頂き、一先ず頑張ってみようと仕事に就くことができたのです。
シングルマザーに向いている仕事としてよく挙げられる、保険の営業職です。
約3年ほど働きました。
保険外交員の仕事は、営業職につきものである「ノルマ」がありますし、お客さん先の職場で声をかけることすら慣れず、保育園の呼び出しも毎月のようにあったので精神的に疲れる日々が続きました。
それでも半年ほど経つと、訪問先での顔見知りが増えはじめ、仕事にも慣れ、色んな方と話せるようにまでなりました。
そして、この訪問先の職場で今の彼氏と出会いました。

バツイチ子持ちでも受け入れてくれた彼
彼氏は私の6歳年下です。
最初は可愛い弟のような感覚だったのですが、同じ時間に訪問しているわけではないのに、タイミングよく会うことが度々あり、年の差も気にせず対等に話せる「気になる人」でした。
その気持ちが好きだと自覚するまでに時間はかからなくて、ある日いつも通りに訪問して挨拶回りしていたとき、彼に呼び止められて、
「体調悪いでしょ?」
彼だけが気づいてくれたことがありました。
それから昼ご飯を食べに行く機会ができ、度々デートのお誘いをしてくれるようになり、
「シングルマザーであることを打ち明けるのはどうしたらいいだろう…」
私はとても悩むようになりました。
結局、彼がどういう人なのかもう少し知りたかったので、3回目のデートの日に子持ちであることを打ち明けました。
悪い想像もしていたけれど、シングルマザーであることを彼に打ち明けると、
「なんだ、そんな小さいこと気にするなよ」
と予想以上の反応で、続けて、
「じゃあ、子供が大きくなる前に俺と結婚したほうがいいね」
こんなことを言われて、人生で一番パニックになりました。
ずっと彼がシングルマザーである私を受け入れてくれるかどうか不安だったので、彼の言葉を聞いた途端、ホッとして泣いてしまいました。
バツイチ子持ちでも出会いはある
私の出会いは「仕事関係」になりますが、シングルマザーでも男性との出会いは意外とあって、実は彼以外にも声をかけてくれる男性はいました。
飲み会など夜の付き合いは出来ませんが、ランチなどお昼の決まった時間であれば、お誘いを受けて興味があれば行くようにしていました。
男性って話してみないと分からないことがたくさんありますよね。
彼氏がいるかどうかをしつこく聞いてくる男性もいて、シングルマザーであることを打ち明けた瞬間、あっさり引き下がる人もいました。
バツイチ子持ちでも構わないとデートに誘ってきてくれ、でもやっぱり最終的には「自分には責任がもてないから…」と断られたこともあります。
「私みたいなシングルマザーなんて、わざわざ選ぶ男性はいないだろう」
私自身このように半分あきらめていた部分もあり、「どうしたら彼氏が出来るの?」などあまり深くは考えずに、相手がどういう人なのか見極めるためにも、例えばランチだけでも行動して損はないかなと思っていました。
また、子供を産んでから自分の美容などは後回しになっていたので、疎かにしがちだったスキンケアを前より丁寧にするようになり、年下の彼氏の隣にいても恥ずかしくないようにと女磨きも心がけるようになりました。
少しでもドキドキ、ワクワクすることがあるだけでも、生活はグンと楽しくなります。

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子供と彼氏を会わせるタイミング
彼氏は「お兄ちゃん」に近い存在
子供と彼氏を初めて会わせるのはいつがいいのか悩んでいましたが、彼の方から「次のクリスマスに会ってみようか」と提案してくれました。
彼氏とのデートは基本的に昼間していたのですが、いつも16時過ぎには帰らなければいけなかったり、子供の体調不良でデートがキャンセルになったり…
”おはよう”や”おやすみ”などのメッセージは毎日LINEでしていましたが、実際、デートは月に1回できればいいほう。
彼は「大丈夫だから」と理解をしてくれていましたが、いつも「感謝の気持ち」をもつと同時に「申し訳ない」という気持ちが折り混ざり、正直不安なこともたくさんありました。
初めて子供を彼に会わせる前に、子供には、
「今日会う人は、ママの大切な人なんだ」
こう伝えてはいたのですが、やはりとても不安でした。
ですが、人見知りの子供が抱っこをねだるほど彼に懐いてくれたことには、心底ホッとしました。
2人の時間も作りたいので、子供と一緒のデートは2-3か月に1回ほどではありますが、ディズニーランドなど1日中一緒に遊んだり、一緒にお泊りする日をつくっていくうちに、子供も彼に会える日を楽しみにしてくれるようになりました。
彼氏も子供のことを本当に可愛がってくれて、子供が良くないことをしたらちゃんと注意もしてくれます。
子供と一緒に遊んでるときは、パパというより”お兄ちゃん”みたいな存在のようですが、徐々に本当の家族のようになれればいいなと思っています。
二人の付き合いを大切にしたいなら、子供優先
独身時代のような付き合い方と何が違うかといえば、やはり「自分はママ」であるということです。
大好きな彼氏とずっと一緒にいたくても、子供との時間を優先してくれないような相手では、この先上手く付き合っていけません。
私の彼氏は「恋愛が一番ではないタイプ」の男性です。
「恋愛は、相手に振り回されて疲れるのが嫌」
こう思っていたようですが、私の場合は、子供がいるためLINEの返事ができないときもあるし、彼がワガママを言っても甘えさせてくれる…と、一緒にいると”楽な女性”だと感じてくれたようでした。
「子供の存在には正直ビックリしたけど、だからといって ”無理だから別れましょ” とは全然思わなかったし、一緒にいたいと思う気持ちのほうが強かった」
こう言ってくれたので、彼との出会いは必然だったのかも…とすら感じています。
これまでの私ならカチンとなって喧嘩になっていたことも、彼の場合は何故か笑って解決できることも不思議で「相性がいい」ってこういうことなのかな…と実感しています。

シングルマザーの付き合い方
一緒に過ごす時間をつくることが難しい場合でも、できるだけ電話でお互いの声を聴く、こんな時間を意図的につくることは、やはり大事です。
すれ違っているわけではなくても、お互いに仕事や育児で疲れているときなどは、怒ってなくても不機嫌だととられてしまうこともありますよね。
そんなことが続いてしまうと、どうしてもマイナス思考になってしまいがちです。
こんなとき、電話で連絡を取りあうことで、私達は乗り越えてきました。
彼と付き合いだした頃、子供はまだ4歳でした。
お互いの仕事や保育園のことを考えて、ゆっくりと時間をかけて、交際3年目となる今、ようやく最近「一緒に住もうか」という段階にきています。
会う時間が少ないから「すぐに同棲する」という考えにはお互いならなくて、子供も彼氏もお互いの関係がちゃんと出来てからでないと、うまくいかないんじゃないかなと考えています。

シングルマザーを受け入れてくれる男性は必ずいる
私も彼氏に出会うまでは、シングルマザーであることに引け目を感じていました。
出会う男性全てが、シングルマザーである自分を受け入れてくれるわけではないので、悲しい思いをしたこともありますが、
「子供を含めて一緒にいたい」
こう思ってくれる男性でなければ、この先の人生、幸せに暮らしてはいけないですよね。
辛いときや寂しいとき、誰か支えてくれる人がいるというだけで人生本当に前向きになれます。

「彼氏をつくるなんて、シングルマザーの私には無理」
こんなふうに思わず、自分らしく過ごしていれば見守ってくれる人は必ずいます。
同じシングルマザーとして、私の体験談が誰かの参考になれば嬉しいです。