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シングルマザーの生活費はいくら必要?生活費シュミレーションと節約方法

シングルマザーの生活費はどのくらい必要?生活費シュミレーションと節約方法

もしあなたが離婚を検討していたり、母子家庭でお金の不安がある方であれば、

「シングルマザーになったら生活費はどれくらい必要なの?」
「他の母子家庭の生活費はいくらかかっているの?」

と気になるものですよね。

2015年の時点でシングルマザーの数は123.8万世帯と言われており、ひとり親世帯の85%にあたります。

まだまだ男性より女性の方が収入が低いのが現状ですので、これからシングルマザーになる方は生活していけるのか不安だと思います。

この記事では下記のような、

  • 子供と生活する上で必要な生活費シュミレーション
  • シングルマザーが取り組むべき節約方法
  • 母子家庭で受けられる手当てや支援

シングルマザーの生活費を抑える方法を紹介します!

シングルマザーの生活費シュミレーション

まず、母子家庭での生活費はどのくらい必要なのか、ざっくりと計算してみましょう。

シングルマザーの生活費は子供の数によって大きく変わります。

生活費シュミレーション(子供1〜3人)

子供1人子供2人子供3人
家賃45,000 円50,000 円60,000 円
食費25,000 円30,000 円35,000 円
水道光熱費13,000 円16,000 円20,000 円
衣類・日用品10,000 円15,000 円20,000 円
通信費10,000 円15,000 円20,000 円
生命保険(掛捨)4,000 円5,000 円6,000 円
予備費30,000 円40,000 円50,000 円
合計137,000 円170,000 円211,000 円

シングルマザーの平均年収は約240万円と言われており、「思っていたより収入が多い」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは離婚後の元夫から受け取る養育費や児童手当を含んだ金額です。

実際の就労収入は200万円を割っている母子家庭が多く、養育費や国からの手当がなければ、シングルマザーの生活は非常に厳しいのが現実です。

ちなみに、上記のシュミレーションでは予備費を多めに取って計算しています。というのも、家庭環境や子供の年齢によって使い道が大きく異なるためです。

保育園代・給食費・習い事の月謝・部活の道具を買う費用・交際費など…用途は家庭によって大きく差が出てくるでしょう。

是非ご自身の環境と照らし合わせて生活費の計算にお役立てくださいね。

MEMO
* 2019年10月より子育て支援制度「幼児教育・保育料無償化」が始まります。
また、2020年4月からは母子家庭や父子家庭といった低所得者世帯を対象とした「高等教育の無償化」がスタートするなど、シングルマザーに心強い公的支援は年々手厚くなっています。
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シングルマザーが生活費を節約する方法

シングルマザーが生活費を節約する方法

固定費の節約

家賃の節約

上記の「生活費シュミレーション」では「確実に生活に必要な金額」を主にまとめていますが、中でももっとも家計にのしかかるのはやはり家賃ですよね。

生活の基盤となる住居は非常に重要ですが、どの地域に住むか・部屋の広さなどによって大きく変わるため、生活費の中で一番節約の影響を受けやすいと言えます。

今より安いところに引っ越すにしても「引っ越し代」というコストがかかるので、簡単には決断できないと思いますが、家賃が1万円下がれば年間12万円、2万円下がれば年間24万円の節約になります。

お笑い芸人のオードリー春日さんは、あんなにテレビでご活躍されているにも関わらず、ネットで調べれば住所が出るような風呂なし39,000円のアパートに10年以上暮らしているそうです。

春日さんのように「お風呂なしの家」は極端な例だとしても、昼間は仕事に出て、子供もある程度大きくなれば学校に通いはじめるので、お母さんもお子さんも家で過ごす時間はそんなに長くはないはずです。

家が狭くなれば余計なものも買うこともありませんし、掃除も楽ですよね。

家やお部屋のランクを我慢しても、家賃の節約によって手持ちのお金が増えるのは安心感に繋がるはずです。

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母子家庭の住宅手当・家賃補助

お住まいの地域によっては、母子家庭を対象とし家賃の一部を助成する制度が設けられています。

支給される金額は市区町村によって異なりますが、平均月々5,000円~10,000円貰えることが多く、金銭負担が軽減されるという方も少なくないでしょう。

このような住宅手当の制度はすべて自己申請です。

この支援制度を知らない・手続き方法がわからないといった理由で、母子家庭にもかかわらず申請していないシングルマザーは多くいます。

問い合わせ先は「お住まいの市区町村の役所」となりますので、是非対象になるか問い合わせてみましょう。

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地方移住

子供の学校などの事や自分自身が誰も知り合いがいない土地に行く事を考えると、移住は考えづらいお母さんが多いと思います。

ですが、よくよく考えると転勤族の奥さんやお子さんも、父親の都合で全国を飛び回る生活を送っています。

しかも、家族のタイミングではなく会社の辞令のタイミングです。

子供は友達と離れ離れになりますし、奥さんに至っては学校のようなコミュニティがないので、近所に友人をつくるのも一苦労されるでしょう。

転勤族一家のように引っ越しの度に地域に馴染めている家庭があることを考えると、シングルマザーとして経済的に安定するための地方移住も選択肢に入れても良いかもしれません。

シングルマザーの方の中には地方の空き家に住んで、家賃が10分の1になった事例もあり、シングルマザーの移住支援に積極的に取り組んでいる地方自治体も最近は増えてきたようです。

自然豊かな環境で子供を育てたい方、心機一転ゼロからやり直したい方は、移住を視野に入れるのもひとつの選択肢です。

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海外移住

地震や少子化…日本という国に対し将来の不安を抱えている方も多いですよね。

子供の英語教育のためにも、バイリンガル子育てを取り入れ、物価の安い国へ海外移住しているシングルマザーも年々増えています

地方移住のように自治体の支援などは得られませんが、生活コストが安い国だからこそインターナショナルスクールへ託児し、お手伝いさんを雇いながらフルタイムで働く母子家庭のお母さんもいらっしゃいます。

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通信費の節約

格安スマホや格安SIMというキーワードは聞いたことがあっても、仕組みが難しくて、なかなか手が出せないという方も多いのではないでしょうか。

格安SIM会社は多岐に渡りますが、それらの会社が提供している電波は大手3キャリアのものです。

大手キャリア会社で契約するメリットは「機種代金を分割で払えることくらい」と言われており、冷静に考えると最新の機種のために2年で10万円近くのスマートフォン代を支払うのは贅沢ですよね。

最新のモデルのスマホでも古いモデルと大きな変化がないことも多く、1万円程度で買えるスマホでも十分使えます。

また格安SIMを利用することによって毎月約5,000円の通信費が安くなれば、母子家庭の家計はかなり助かりませんか?

「手続きや仕組みを理解するのが面倒」と感じるかもしれませんが、格安スマホやSIMへの乗り換えは一番簡単に固定費を減らすことができる節約方法です。

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保険料を見直しで節約

知人に勧誘されるがまま保険に入ったことで「保険費用の支払いが毎月大きな負担になっている…」という方いらっしゃいませんか?

格安スマホやSIM同様、保険も仕組みがわかりにくいもののひとつ。

日本では高額医療費制度がありますので、医療保険は基本的に必要ありませんし、経済的に余裕がない母子家庭では生命保険も場合によっては必要ないという考えもできます。

なんとなく毎月保険を支払っている…というシンママは、是非保険の見直しをしてみてくださいね。

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電力会社・ガス会社の乗り換えで光熱費を節約

電力会社やガス会社の自由化によって、電力やガス会社の乗り換えができるようになりましたよね。

電力やガス会社を変えるとなると「変更の手続きが複雑だったり、時間がかかるんじゃないのかな…」となかなか積極的になれないかもしれません。

ですが、申し込みはインターネットできることが多くそこまで手間はかかりませんし、元々使っていた電力会社から自動的に切り替えられるので解約の手続きも必要ありません。

インターネットとのセット割引が適応されるプランやポイントがたまるプランなど、お得な料金プランも様々用意されています。

インターネット上で料金のシュミレーションができる「電気料金見積もりサイト」や、「ガス料金比較サイト」を利用して簡単に計算することができますので、是非調べてみましょう。

毎月の電気・ガス代、月に1,000円でも安くなれば嬉しいですよね。

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毎月の支払いをクレジットカードにまとめる

光熱費や家賃など毎月の固定費の支払いを銀行振込や口座振替で支払っていませんか?

そんな方は是非「光熱費や固定費をひとつのクレジットカードで、まとめて支払う」ように設定しましょう。

クレジットカードを使って決済するとポイントが還元されます。

例えばポイント還元率1%のクレジットカードで固定費を毎月5万円支払うと仮定すると、毎月500円分のポイントが還元されるんです。

1年で6,000円分、月に10万円の支払いをしたとすると1年で12,000円分です。

手続きは「支払い方法を変更するだけ」ですので、是非還元率の高いクレジットカードで支払うように設定しておきましょう。

クレジットカードで節約!シングルマザーにおすすめクレジットカード3選 クレジットカードで節約!シングルマザーにおすすめクレジットカード3選

使っていないサービスの解約

モバイルアプリの有料会員、インターネットサービスの月額課金など…ほとんど使っていないサービスへの課金を契約したまま放置していませんか?

たとえ月々わずか数百円の課金でも、数年支払い続けると大きな出費となります。

是非見直し、使っていないサービスがあれば解約しましょう。

変動費の節約

食費の節約

子供がいる家庭での「食費」はバカになりませんよね。

食費を節約するには「食費を削る」というよりは「食べずに捨ててしまったり、コンビニや外食を利用しない」ことを心がけることが重要です。

作り置きをまとめて作ることで時間の短縮にもなりますし、「今日はご飯つくるのしんどいな」と、ついつい外食やコンビニを使ってしまう機会も減りますよね。

インターネットで検索すれば、低予算で簡単に作れるレシピがいくらでも調べられます。

子供達は母親の手料理の味は大人になっても覚えているものですし、お子さんの健康のためにも是非料理の腕を磨きましょう。

母子家庭のための手当てや補助金を利用しよう

母子家庭のための手当てや補助金を利用しよう

ここまで「節約」に関して紹介してきましたが、皆さんは「母子家庭が受けられる手当や助成金」を調べて申請をされていますか?

詳しくは「母子家庭が貰える援助・支援金制度まとめ」にも掲載していますが、お子さんがいるシングルマザーなら「必ず申請しておきたい手当2つ」を紹介します。

母子家庭や父子家庭への公的支援制度は年々増えてきているのですが、どの支援制度も母子家庭に自動的に支給されるわけではなく「自己申請」が必ず必要です。

申請が済んでいない方は、必ず申請しておきましょう。

児童扶養手当

20歳未満の子を扶養しているシングルマザー又はシングルファザーが受けられる手当てです。

子供が18歳を過ぎた最初の3月31日まで手当てを受けられます。

所得に応じた金額になりますが、

  • 子供が1人の場合:最大42,500円
  • 2人以降:約5,000円〜10,000円

手当てが受けられます。

児童手当

義務教育が終わる中学校修了までの間、国内に住所がある全ての児童に支給されます。

所得制限はありますが、以下の金額が支給されます。

  • 0歳~3歳未満の子供:一律15,000円
  • 3歳~12歳の小学校卒業までの第一子と第二子:10,000円/第三子:15,000円
  • 中学生の子供:一律10,000円

その他、地方自治体にはよりますが、母子家庭向けの住宅手当や医療費助成制度、また身体的・精神的に障害を持つ子供に対しての手当ても用意されています。

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まとめ

シングルマザーの生活費と節約方法、そしてシングルマザーが申請しておきたい手当てなどご紹介しましたが、皆さんのご家庭環境と見比べてみていかがだったでしょうか。

やはり一番節約しやすいのは「固定費」ですよね。

特に、上記3つは生活費の中でも比重が大きいわりに節約しやすい費用となるので、一番に見直しを検討したい出費です。

また、切り詰めて生活されているシングルマザーの方の中には、支給された手当てに一切手をつけずに家計をやり繰りしている方もいるそうです。

貯金する余裕ができた方は、先取り貯金などの貯蓄術を駆使しつつ、貯金や資産運用にも取り組んでいきましょう。

教育費で一番お金がかかるのは子供が大学生になってから以降ですので、子供が高校を卒業するまでは少し余裕を持った生活ができるよう、是非意識を高く節約に取り組んでいきたいですね。

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