育児も家事も仕事も全てをこなさなければならないシングルマザー。
- 家事・育児・働き詰めで体力的にもう限界
- 子供との時間なんて全くない
- 働いても働いても全然生活が楽にならない
「でも働かなくては食べていけない」
シンママが抱える「仕事が辞められないプレッシャー」は相当なものです。
わたしもシングルマザーでひとり娘がいますが、正直、激務に疲れたときは「仕事を辞めたい」と思うこともあります。
子供の寝顔をみて、
「いっぱい遊んであげられなくて、ごめんね」
と思うことなんて日常茶飯事ですし、
「わたしなんて母親失格だな・・・」
家事が疎かになって、こんなふうに自分を責めることもあります。
でもどうか自分を責めないでくださいね。
シングルマザーのあなたが、こんなふうに仕事に疲れて何もかもが辛いと思ったときは「シングルマザーでも仕事は辞めていいんだよ」と自分に言い聞かせてあげてください。
シンママでも仕事を辞めてもいいんです
落ち込んで気を取り直して「明日からまた前向きに頑張ろう!」と決めても、
「やっぱり仕事が辛い・・・もう辞めたい・・・」
「でもお金がないから、仕事は絶対辞められない・・・」
と思考がループしていませんか?
あなたができる仕事はいっぱいある
シングルマザーのあなたは、
「仕事を辞めると収入がなくなる・・・。生活できなくなる。」
「シングルマザーだから次の仕事なんてすぐ見つけられるわけない!」
今やっている仕事をなくすことへの不安がいっぱいなのではないでしょうか?
でも、大丈夫です。
仕事なんて世の中にたくさんあるんです。
仮に仕事がすぐ決まらなくても、国のサポートを利用して「給付金をもらいながら国家資格を取ってスキルアップ」してから転職しても遅くないですよね。
もしあなたが「今すぐ働かなければ食べていけない!」という状況であれば、未経験から始められて尚且つ資格を取れる介護の仕事もありますし、スキルアップしたときには転職先にも困りません。
あなたは「シングルマザーだから・・・」と自信をなくしてしまっているかもしれませんが、あなたにできる仕事は世の中にたくさんあるんです。

あなたの代わりはいっぱいいる
また「今、会社が大変だから辞められない・・・」と責任感の強いあなたは自分を苦しめているかもしれませんね。
ただ、厳しいことを言うようですが「あなたの代わりに仕事ができる人間はいっぱいいる」んです。
会社は組織なので人員が足りなくなったら即補填して、通常の業務を遂行します。
要は「仕事がまわりさえすれば、業務をする人は誰でもいい」んです。
あなたが会社を辞めても会社は全く困らないんですよ。
「仕事を辞めても生きていける」という自信とスキル
シングルマザーが日頃から準備しておかなくてはならないのは「仕事がなくなっても次の仕事をすぐに見つけられるようスキルアップを続けること」です。
資格の勉強をするでもいいですし、これまで経験がなかった業界への転職に向けての勉強にチャレンジしてみることもいいですね。
大切なことは「その場しのぎでだけで仕事をしないこと」です。
例えば「ある工場の事務を長年やっていた」だけでは、30代・40代での転職は難しいです。
しかもシングルマザーだと更に就職できる職場は限られてしまいますよね。
これまで「仕事がなくなるのが怖くて辞める勇気がなかったけど、特に何もスキルアップしてこなかった」というあなたは、今すぐ「何か自分が誇れるスキル」を身につけましょう。
そのスキルとは「資格」でもいいですし「ある業界に特化した知識」でもいいです。
これだけは自信がある!という何かを見つけられると「仕事を辞めたって次がある!」とモヤモヤする気持ちも吹っ飛んでいきますよ。



仕事がみつからないかも・・・なんて不安にならないで
シングルマザーが一番してはいけないことは「仕事なんてみつかるわけない」と自分の限界を自分で決めて、苦しくなってしまうことなんです。
そう考えているから、今あなたは「仕事辞めたいけど辞められない」と検索しているのですよね。
子供の将来を考えて大きなプレッシャーがあるのはわかります。
わたしも今仕事があって一応安定はしていますが「2年後3年後もこのまま順調に働けるのか?」「いつ仕事がうまくいかなくなるか分からない」ことが急に不安になって眠れない日もあります。
だけど「考えたって仕方ない」んです。
シングルマザーでなくても「終身雇用を全うできる人」って今の時代にどの位いるでしょうか?
誰にでも将来に対する不安はありますし、将来が保証されている人なんてそうそういません。
だからこそ「将来に起こり得る仕事がなくなるリスク」を考えながら、普段から勉強をしたり、スキルアップする必要があるんですね。
少し余裕が出たら「投資」するのもいいでしょう。
一番大切なことは「シングルマザーの”健康”と”心”の安定」です。
心のバランスと体調を崩してしまい、働けなくなってしまってからでは遅いんです。


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うつ病かも?と思ったらチェックする7つの症状
もしもあなたが、
「もうすでに限界にきているかも…」
こう感じているのであれば、うつ病のチェックをしてみてください。
ママ友たちからのマウンティング・常にお金のことを心配しなければいけない母子家庭の貧困による心労…
シングルマザーでなくても、仕事のプレッシャーや激務による疲れで「うつ病」になってしまう人は多いですよね。
わたしも30代前半の頃、13年付き合った恋人に振られて仕事もうまくいかなくなり、うつ病になりました。
うつ病では3年近く苦しんだ経験(プロフィール)があるので、うつ病がいかに身近に起こり得る病気なのか、とてもよくわかるんです。
うつ病になりやすい人の特徴は下記のような人です。
- 真面目
- 完璧主義
- 離婚
- 金銭面での悩み
- 慢性的なストレス状態
まさにシングルマザーに近い環境ですよね。さらに「女性は男性に比べて2倍うつ病になりやすい」と言われているんです。
うつ病かもと思ったら、早めに心療内科で受診しよう
この記事を読んでいるあなたは「わたしは大丈夫」と思っているかもしれませんが、少しでも「うつ病の症状」に当てはまることがあるなら、ちょっと一休みして診療内科に行ってみましょう。
うつ病はあなたが考えているよりも簡単にかかる病気ですし、一度うつ病になると良くなるまで数年は苦労します。
わたしは心療内科に行くことで約2年ほどかけて「30歳半ばにも関わらず英語力なしで海外に出て、しかも就職できるくらい」に元気になりました。
でもうつ病にかかった当初は、プライドや恥ずかしさのせいか、1年ほど頑なに病院に行かず苦しい思いをしたんです。
今思うと「もっと早く病院に行っていれば、もっと早く良くなったし、無駄な時間も過ごさなくてよかったのに」と後悔しています。
うつ病チェック
わたしは精神科医ではないので、専門的な「うつ病チェック」は出来ませんが「わたしがうつ病状態だった頃の症状8つ」を書き起こしてみますね。
- 眠れない、寝たら起きるのが辛い
- いつも思考がスッキリしない
- ご飯を食べたくない、食べても味がしない
- 物覚えが悪くなる
- 何事にも長時間集中できない
- 涙が出る
- 独り言が増える
- 死を頻繁に想像する
こんなときは自分ひとりで解決しようとせず、すぐにでも心療内科を受診してくださいね。専門医に相談することで、胸のつっかえがスッと楽になりますよ。
誰かに相談しよう
心療内科に行くのはちょっと抵抗があるという人は、シングルマザーを支援する団体を利用してみましょう。
支援団体は行政〜ボランディアまで全国にたくさんあります。
「お金がなくて困ってる」
「理解してくれる話し相手が欲しい」
シングルマザーが相談できる場所もたくさんあります。
ひとりで悩んでいるのは絶対ダメ。
シングルマザーで、最近再婚が噂されている小倉優子さんも、悩みごとがあるとママ友に相談して学んでいるそうです。
どんな些細なことでも、誰かに話してみると気が楽になるものですよ。

”完璧なお母さんを目指さない”すすめ
幸い、うつ病というわけでないけれど、
「ただただ、疲れた。働きながら家事も育児も・・・もう疲れた・・・」
家では家事・育児、職場では複雑な人間関係をヒヤヒヤしながら切り抜け、激務に耐え・・・とシングルマザーには体を休める暇も心の余裕もないのはよくわかります。
全てを完璧にこなせない自分に落ち込んだり、あれもこれもと頑張りすぎて疲れてしまうこと、ありますよね。
そんなときは「完璧なお母さんなんて、目指さなくていい」と気持ちを切り替えてみましょう。
シンママとして何を優先する?
あなたにとって一番大事なものって何でしょうか?
答えは「子供」ですよね。
そして、子供にとってなくてはならない存在が「あなた」なんです。
つまり一番大切なものは「”子供”と、あなたの安定した”心”と健康な”体”」
これだけを守るために集中して頑張ったらいいんです。
シングルマザーは
- 家事
- 育児
- 仕事
全てをひとりでこなさなくてはならず、中には「地域の当番になってしまった」「PTAの役員をまかされてしまった」など、他にも大変な役割を抱え込んでしまっている人もいるでしょう。
そんなあなたは”優先させること”と、”優先させなくてもいいこと”を、一息ついて考えてみましょう。
「子供との時間を最優先させたい」
「お金がないから仕事を最優先させなきゃ」
人によって優先度の高いことはマチマチだと思いますが「これだけはちゃんとやりたい!」ということが必ずあると思います。
重要じゃないことは手を抜いてもいい
シングルマザーのわたしが最優先したかったこととは「お金」と「子供との時間」でした。
最初は家事も、子供との時間も、お金を稼ぐことも、どれも全部完璧にこなすのが「お母さんの務め」だと思っていたんです。
でも・・・そんなの無理!
そんなわたしが、まず手を抜くと決めたのは「家事」です。
食事もできる限り時間がかけず作れるもので済ませたり、幸い海外に住んでいて安く頼めるので掃除を依頼したり。
日本でも最近は家事代行サービスが安くで利用できますよね。
1時間2,190円〜!
そして次に諦めたのは「理想を追い求めること」です。
いい部屋に住む、子供の習い事や教育を完璧にサポートする、子供にやってあげたいことや自分がやりたいことを挙げていくとキリがありません。
なのでわたしは「お金を稼ぐこと」と「子供との時間を大事にすること」のみに焦点をあてるようにしました。
「ちょっとくらい部屋が汚れていたっていい」
こんなふうに自分ができないことを認めてあげられるようになったら、全てをこなせないイライラも少しはましになりませんか?
そう思えたら、明日からまた仕事が頑張れますよね。
母子家庭のメリットを思い出す
そして、ときには「母子家庭であることのメリット」も思い出してみましょう。

気を遣わなければならない姑や夫の親戚づきあいも無縁ですし、大嫌いな夫のお世話もしなくて済むんです。
いがみ合って夫婦喧嘩ばかりしている姿をみせ子供を悲しませるより、子供と楽しく暮らしているほうが、精神的にも良いですし、よっぽど気楽で自由ですよね。
あなたの決断に口を出す人はもういないのです。
子連れで海外移住し、念願の英語漬け生活を子供と楽しんでいるシングルマザーも最近は増えているんですよ。

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仕事を辞めたいシンママへ。最後に
繰り返しになりますが「仕事は辞めてもいいんです。」
大事なのは心の安定と健康です。
ママが不安定だと子供も不安になっちゃいますよね。
明るくひたむきに頑張る人に感銘を受ける人はたくさんいます。
いつも「どうせわたしなんて・・・」「シングルマザーだし・・・」と卑下しているような人を雇いたいという会社もありませんよ。そうしていると転職先も見つかりません。
「こんな会社、いつでも辞めてやる!」
こんな覚悟をもって、失業の事態に備えながら国家資格の勉強や副業に挑戦し、もう一度頑張ってみませんか?
世の中には仕事も職場もいくらでもあるし、応援してくれる人もたくさんいます。
子供も大きくなって次第に手がかからなくなりますので、どうか今は自分を卑下してしんどい思いをひとりで抱え込まないように。
この記事が「辛い現状を乗り切るためのシングルマザーへの何かのヒント」になれば幸いです。